映画.comでできることを探す
作品を探す
映画館・スケジュールを探す
最新のニュースを見る
ランキングを見る
映画の知識を深める
映画レビューを見る
プレゼントに応募する
最新のアニメ情報をチェック

フォローして最新情報を受け取ろう

検索

「ボヘミアン・ラプソディ」キャスト、「完全にその人にはなれない」発言に込めた“真意”

2018年11月14日 13:30

リンクをコピーしました。
(左から)グウィリム・リー、ラミ・マレック、ジョセフ・マッゼロ
(左から)グウィリム・リー、ラミ・マレック、ジョセフ・マッゼロ
(C)2018 Twentieth Century Fox

[映画.com ニュース]世界中の誰もが知る伝説的バンドを、劇映画化する。この途方もなく壮大なプロジェクトに参加した俳優たちは、どのような胸中だったのか。日本でも大ヒットを記録中の「ボヘミアン・ラプソディ」(公開中)で「クイーン」のメンバーを演じたラミ・マレックグウィリム・リージョセフ・マッゼロが、そろって来日。映画.comのインタビューに応じ、舞台裏を明かした。

クイーンの結成秘話や、名曲誕生の瞬間、20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」での圧巻のパフォーマンスを再現するとともに、フレディの孤独や苦悩まで踏み込んだ本作。「ナイト ミュージアム」シリーズや、人気ドラマ「MR. ROBOT ミスター・ロボット」で知られるマレックはクイーンのボーカル、フレディ・マーキュリー、「ツーリスト」などのグウィリム・リーブライアン・メイ、「マイ・フレンド・フォーエバー」「ソーシャル・ネットワーク」のジョセフ・マッゼロジョン・ディーコンをそれぞれ演じている。

今回、来日がかなわなかったベン・ハーディロジャー・テイラー役)の等身大パネルと共に都内を回るなど、固いきずなをうかがわせるメンバーだが、どのようにしてプレッシャーを乗り越えていったのか? マレックは、「僕たちが最初に撮影したのは、(クライマックスの)ライブシーンからだったんだ。自分たちとしては“炎の洗礼”を受けたようなものだった。『きちんと演じなくてはならない。やりとげなければ』とものすごく恐怖を感じながら挑んだよ。でもそこでキャストとスタッフが本当に一丸になれて、団結できたんだ。(クイーンを共に演じた)みんなとも、今後も関係がずっと続いていくような信頼を築けた」とほほ笑む。

逆境を力に変え、力強いパフォーマンスで圧倒する。劇中のクイーン同様のプロセスを踏んだメンバーは、実在の人物を演じる恐怖を乗り越え、「そこから先は、“自由”を感じることができた」(マレック)とまで言ってのける。「言ってみれば、自分たちの中である“言語”が確立されたんだ。もちろん脚本自体が素晴らしかったけど、自分たちの相性と(役との)親和性が撮影と共に成長していったし、撮影の終わりの方には脚本に頼らずに自分たちで、っていうような気持ちにもなっていたよ」(マレック)。

マレックの言葉に熱心に耳を傾けていたリーは、「本当に安心できる仕事場だったんだ」と付け加える。「皆が一丸となってちゃんとこのバンドを演じ、この素晴らしい音楽を表現していかなければならないと行動していた。だからこそ自信もついたし、リスクをとることもできたと思う。例えばカメラが回りだして、脚本を基に色々シーンをやった後に、ちょっとアドリブを入れたりもできるようになった。絆があり、お互い心地よく一緒にできているからそういう状況も生まれたんだと思うし、とても素晴らしい体験だったよ」。一方マッゼロは「何も余分なものが目に入らないように、視野を狭めてとにかく集中してこの役に取り組んだ。何か自分が人物を作り上げるということではなく、自然にその人になれるような感覚……それこそがチャレンジであり、面白さだった」と力強く語った。

プレッシャーの先に得た、自由。きっとそれは、彼らにとっても未知の喜びだっただろう。インタビュー中マレックは、真剣なまなざしをこちらに向けると「完全にフレディ・マーキュリーになれるわけはないんだ」と告白した。「なぜならフレディやクイーンは唯一の存在だから。僕たちとしては“ミニ・バージョン”として、彼らの功績の一部を少しでも自分たちなりに伝えたかった。フレディ(・マーキュリー)の見事なところは、何十万人という観客を手玉に取ることができる部分。でも、彼が一人になって、脚光から全て離れた扉の裏側では、誰かの手の中で休みたいと思っていたんだ。そういった人間的な部分に共感できたし、役者的な観点として、そこであれば、自分は彼に少し届くことができると思ったんだよ」。スターとしてのマーキュリーではなく、一人のナイーブな“人間”として演じたからこそ、マレックをはじめとする彼らの演技は文字通り世界を熱狂させているのだろう。

マッゼロは、3人を代表して「フレディ・マーキュリーは、立場としては非常に劣勢だった。移民であり、マイノリティであり、ゲイであり……当時はこういった人間は虐げられる状況で、成功は難しかった。でも彼はそんなこと気にせず、自分は絶対にロックスターになるんだ、と信じて、実際にそうなっていくんだ」とマーキュリー自身、ひいてはこの映画が持つ“力”を強調。「この物語をご覧になる皆さんが『何でも自分はできるんだ』と思えるような、非常に元気付けてくれる作品だと思う。読者に、『クイーンを元から好きでなくても、必ず楽しめる』と必ず伝えてね!(笑)」と朗らかに語り、3人は「アリガトウ」と笑顔で締めくくった。

フォトギャラリー

ディズニープラス
ボヘミアン・ラプソディ
をディズニープラスで今すぐ見る

PR

ラミ・マレック の関連作を観る


Amazonで関連商品を見る

関連ニュース

映画.com注目特集をチェック

ザ・ルーム・ネクスト・ドアの注目特集 本日公開 注目特集

ザ・ルーム・ネクスト・ドア NEW

【死を迎える時、どんな最期を選びますか?】“人生の終わり”と“生きる喜び”描く、珠玉の衝撃作

提供:ワーナー・ブラザース映画

キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールドの注目特集 注目特集

キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド NEW

【この最新作を観るべきか?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件

提供:ディズニー

セプテンバー5の注目特集 注目特集

セプテンバー5 NEW

【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話

提供:東和ピクチャーズ

君の忘れ方の注目特集 注目特集

君の忘れ方

【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?

提供:ラビットハウス

海の沈黙の注目特集 注目特集

海の沈黙

【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる

提供:JCOM株式会社

サンセット・サンライズの注目特集 注目特集

サンセット・サンライズ

【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!

提供:ワーナー・ブラザース映画

激しく、心を揺さぶる超良作だった…!の注目特集 注目特集

激しく、心を揺さぶる超良作だった…!

【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた

提供:ディズニー

関連コンテンツをチェック

おすすめ情報

映画.com注目特集 1月30日更新

映画ニュースアクセスランキング

映画ニュースアクセスランキングをもっと見る