シッチェス映画祭で「未来のミライ」アニメ部門制覇!作品賞はG・ノエ新作
2018年10月15日 14:50

[映画.com ニュース] スペインで開催された第51回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭で、細田守監督の「未来のミライ」がアニメーション部門最優秀長編作品賞を受賞した。
オフィシャル・ファンタスティック・コンペティション部門では、鬼才ギャスパー・ノエ監督の「Climax(原題)」が最優秀長編作品賞を受賞。同作はヨーロピアン・ファンタスティック映画祭連盟が選ぶメリエスドオール(最優秀ヨーロッパ・ファンタスティック長編作品賞)にも輝いた。審査員特別賞はアリーチェ・ロルバケル監督の「ハッピー・アズ・ラザロ(英題)」、監督賞は、「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」のパノス・コスマトス監督が受賞した。
日本人では、「斬、」(塚本晋也監督)の石川忠が最優秀音楽賞、「いぬやしき」(佐藤信介監督)のVFXスーパーバイザー土井淳が最優秀特殊効果賞に輝いた。また、ファンタスティック・ディスカバリー部門で、岡田麿里監督の「さよならの朝に約束の花をかざろう」が最優秀長編作品賞を受賞した。
シッチェス映画祭は、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭、ポルト国際映画祭と並び“世界3大ファンタスティック映画祭”の1つに数えられ、ヨーロッパを代表するジャンル系映画の祭典。第51回を迎えた今年は、10月4~14日に開催。オフィシャル・ファンタスティック・コンペティション部門には33作品が出品された。
▽審査員特別賞 「ハッピー・アズ・ラザロ(英題)」アリーチェ・ロルバケル監督
▽スペシャル・メンション 「L'heure de la Sortie(原題)」セバスチャン・マルニエ監督
▽最優秀監督賞 パノス・コスマトス監督「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」
▽最優秀男優賞 ハサン・マジュニ「Khook(原題)」
▽最優秀女優賞 アンドレア・ライズボロー「Nancy(原題)」
▽最優秀脚本賞 カンタン・デュピュー「Au Poste!(原題)」
▽最優秀特殊効果賞 土井淳「いぬやしき」
▽最優秀撮影監督賞 パンジャール・クマール「Tumbbad(原題)」
▽最優秀音楽賞 石川忠「斬、」
▽観客賞大賞 「Upgrade」
▽パノラマ・ファンタスティック観客賞 「Monstrum(原題)」
▽シッチェス・ドキュメンタ観客賞 「Goodbye Ringo(原題)」
▽最優秀短編作品賞 「Post Mortem Mary」ジョシュア・ロング監督
▽最優秀長編作品賞「さよならの朝に約束の花をかざろう」
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