タランティーノ新作、故バート・レイノルズさん代役にブルース・ダーン
2018年10月1日 11:00
[映画.com ニュース] クエンティン・タランティーノ監督の新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(原題)」に、他界したバート・レイノルズさんに代わり、ブルース・ダーンが出演することが明らかになった。
タランティーノ監督の長編9作目となる本作は、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが主演する。1969年のハリウッドを舞台に、世間から忘れ去られた西部劇ドラマの元人気スター、リック・ダルトン(ディカプリオ)と彼の長年のスタントマン、クリフ・ブース(ピット)が再び名声を得ようと画策する物語。カルト指導者チャールズ・マンソンを信望する“マンソン・ファミリー”のメンバーが、女優シャロン・テートらを殺害した事件にヒントを得ており、テートをはじめ、実在の人物をモデルにしたキャラクターが多数登場する。
レイノルズさんは今年5月、マンソン・ファミリーが生活していた牧場のオーナーで、目が不自由だったジョージ・スパーン役を演じることが決まり、6月にはディカプリオ、ピットらと脚本の読み合わせにも参加していたが、9月6日に心不全で亡くなった。
米ハリウッド・レポーターによれば、レイノルズさんの長年の友人で、これまで何度も共演(テレビ映画「Hard Time: The Premonition」「Hard Ground」など)してきたダーンが、このほどスパーン役に決定したという。ダーンは「帰郷」でアカデミー賞助演男優賞に、「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」で同賞主演男優賞にノミネートされたベテラン俳優で、タランティーノ監督「ジャンゴ 繋がれざる者」「ヘイトフル・エイト」に出演している。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(原題)」はほかに、アル・パチーノ、ティム・ロス、マイケル・マドセン、カート・ラッセル、マーゴット・ロビー、ダコタ・ファニング、ジェームズ・マースデンらが出演。2019年7月26日全米公開が予定されている。
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