東出昌大主演作「寝ても覚めても」トロント国際映画祭出品!米公開も決定
2018年8月16日 13:00
[映画.com ニュース] 芥川賞作家・柴崎友香氏の恋愛小説を東出昌大主演で映画化した「寝ても覚めても」が、カナダの第43回トロント国際映画祭、アメリカで開催される第56回ニューヨーク映画祭に正式出品されることがわかった。
5月に行われた第71回仏カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された今作。スペインの第66回サンセバスチャン国際映画祭での上映など、日本公開前から盛り上がりを見せるなか、アカデミー賞の前哨戦として注目される北米最大のトロント国際映画祭Contemporary World Cinema部門への出品が決定した。加えて、ニューヨーク映画祭Main Slate部門へも出品され、「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・キュアロン監督、「ノーカントリー」のジョエル&イーサン・コーエン兄弟、「ムーンライト」のバリー・ジェンキンス監督らの新作と並んで上映される。
メガホンをとった濱口竜介監督は、前作「ハッピーアワー」がフランスで観客動員14万人を記録するなど、世界中から熱い視線を浴びている。「寝ても覚めても」は、カンヌでの高い評価を受け、ヨーロッパ・アジアを中心とする各国での配給が発表されており、新たにアメリカでの配給も決定した。なお、アメリカでの公開規模は現時点で明らかになっていない。
ミステリアスな自由人・麦(バク)と、柔和で誠実なサラリーマン・亮平という、同じ顔をした2人の男と、その間で揺れ動く女性・朝子の8年間を描く。東出が正反対のタイプの麦と亮平を1人2役で演じる。唐田えりかが“本当の思い”を模索する朝子に扮し、予告編で語られた「違う名前、違うぬくもり、でも同じ顔。運命の人は二人いた」という言葉の通り、人を好きになるという、説明できない衝動と正面から向き合う。
今作は、9月1日から東京・テアトル新宿、ヒューマントラスト有楽町、渋谷シネクイントほか全国公開。
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