26歳の五輪候補がどうやってポーカールームの経営者に?「モリーズ・ゲーム」特別映像
2018年4月26日 10:00
[映画.com ニュース] 「女神の見えざる手」「ゼロ・ダーク・サーティ」のジェシカ・チャステインが主演を務め、「ソーシャル・ネットワーク」でオスカーに輝いた脚本家アーロン・ソーキンが映画監督デビューを飾った「モリーズ・ゲーム」の特別映像が、公開された。
オリンピック候補のトップアスリートから、26歳にしてセレブが集う高額ポーカールームの経営者へと転身した異色の経歴を持つモリー・ブルームの実話を映画化。ブルーム本人が手がけた回顧録をソーキン監督が脚色し、第75回ゴールデングローブ賞では主演女優賞(ドラマ部門)と脚本賞候補に選出され、第90回アカデミー賞でも脚色賞にノミネートされた。
映画では、違法賭博の罪でFBIに逮捕され、富も名誉もすべてを失ったモリー(チャステイン)が、人情派の弁護士チャーリー(イドリス・エルバ)と組んで再起を図る姿が描かれる。ソーキン監督は、「これは正しい決断をした人の物語なんだ。だがその結果彼女は、大金も名声も失う」と熱弁。「最初からジェシカ(・チャステイン)に演じてほしいと思ってた」とチャステインに信頼を寄せ、「気分が高揚する映画だよ」とメッセージを送っている。
チャステインは、「驚きのストーリーよ。未知の世界をスクリーンで味わえるわ」と語る。映像には、オリンピックの夢を絶たれたモリーが、ポーカールームの経営法を学んでのし上がっていくさまが描かれており、「モリーはコロラドで育ち、オリンピック出場を期待された女性よ。でも事故で夢を絶たれ、しばらくロサンゼルスで息抜きをしようと決めたの」(チャステイン)と背景を解説している。
映像には、ブルーム本人も登場し、「ポーカーのことは何も知らなかったけど、飛び込んだの。男性の世界で成功したかった」と告白する。実際のポーカールームには、レオナルド・ディカプリオ、ベン・アフレック、トビー・マグワイアらトップスターが顧客リストに並んでいたというが、「(ポーカールームには)億万長者、政治家、映画スターも来たわ」と明かしている。
「モリーズ・ゲーム」は、「ドリーム」のケビン・コスナー、「JUNO ジュノ」のマイケル・セラ、「デトロイト」のジェレミー・ストロング、「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」のクリス・オダウド、「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」のビル・キャンプらが脇を固める。5月11日から全国公開。