カンヌ映画祭コンペ部門選出 濱口竜介監督作「寝ても覚めても」30秒予告披露
2018年4月20日 13:00

[映画.com ニュース]第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された濱口竜介監督作「寝ても覚めても」の30秒予告が、このほどお披露目された。
芥川賞作家・柴崎友香氏の恋愛小説を主演・東出昌大、ヒロイン・唐田えりかで映画化。物語は、ミステリアスな自由人の麦(バク)と、優しくて誠実なサラリーマン・亮平という、同じ顔をした2人の男と、その間で揺れ動く女性・朝子の8年間を描いた物語。東出が正反対のタイプの麦と亮平を1人2役で演じ、唐田が“本当の思い”を模索する朝子に扮している。
映画音楽に初挑戦したtofubeatsの劇伴が流れる30秒予告では、違う名前と温もりを持ちながらも同じ顔をした“運命の人”を好きになってしまった朝子の苦悩をとらえている。真っ直ぐに思いを伝えてくる亮平について「亮平のこと好きやで。めっちゃ好き」と語りながらも、友人から「それって似てなかったら、好きにはならなかったこと?」とかつての恋人・麦の話題を出されて閉口する朝子。亮平もそんな彼女の気持ちに気づいたのか、「俺のこと、ちゃんと見てくれ」という痛切な言葉を投げかける。
3人の複雑な恋愛模様を通じて「人は、人のどこを好きになるのか? なぜ、その人でなくてはならないのか?」と問いかけてくる本作。「わたしは誰を愛しているの――」という朝子の葛藤を表すようなテロップも印象深い仕上がりだ。
「寝ても覚めても」は、東出と唐田のほか、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知(黒猫チェルシー)、仲本工事、田中美佐子も出演する。9月1日から東京・テアトル新宿、ヒューマントラスト有楽町ほか全国公開。
(C)2018「寝ても覚めても」製作委員会/COMME DES CINEMAS
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