オスカー関連作キャスト集結!「レディ・バード」青春の痛みと輝きを描く予告編公開
2018年3月30日 10:00
[映画.com ニュース] 第90回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞・助演女優賞・脚本賞の5部門にノミネートされた「レディ・バード」の予告編が、公開された。
「20センチュリー・ウーマン」や「フランシス・ハ」(共同脚本も担当)の女優グレタ・ガーウィグの初単独監督・脚本作。舞台は、米カリフォルニア州サクラメント。閉塞感あふれる片田舎に暮らすカトリック系女子高生のクリスティン(シアーシャ・ローナン)は、自分のことを“レディ・バード”と呼んでいる17歳。映画は、高校生活最後の年を迎えたクリスティンが、自分の将来について悩む姿をユーモアたっぷりに描く。米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、99%(3月29日時点)を記録している。
予告編では、都会に憧れ、母親との関係に悩み、恋に全力投球するクリスティンの日常が温かくユーモラスなまなざしでつづられている。「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のルーカス・ヘッジズ扮する1人目の彼氏ダニー、「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメ演じる2人目の彼氏カイルとの切なくも甘酸っぱいロマンスが描かれ、「つぐない」「ブルックリン」で知られるローナンが、従来のイメージを覆す“イタい”キャラクターをエネルギッシュに演じている。
母親マリオン(ローリー・メトカーフ)との関係にも焦点が当てられ、反発しながらも互いを思いあう2人が、ショッピングに出かける姿や、車の中で抱き合うさまなどが描かれる。「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」のトレイシー・レッツ扮する父親ラリーが、「ママは私が嫌い?」と落ち込むクリスティンに対し、「2人とも意志が強いだけさ」と慰める姿も収められ、親子のドラマも見る者の共感を呼ぶ。
「レディ・バード」は、6月1日から全国公開。