東宝シンデレラ・福本莉子、阿部寛主演「のみとり侍」で銀幕デビュー!メイキング映像も公開
2018年3月27日 05:00

[映画.com ニュース] 「第8回東宝シンデレラオーディション」のグランプリに輝いた福本莉子が、阿部寛主演の時代劇映画「のみとり侍」(5月18日公開)でスクリーンデビューを果たすことがわかった。すでに「センセイ君主」(8月1日公開)への参加が発表されている福本だが、映画出演は今作が初。下町娘・おみつ役に扮し、初の映画&時代劇の現場で初々しく奮闘するメイキング映像も披露された。
歴史小説の第一人者・小松重男の傑作短編集「蚤とり侍」を基に、「後妻業の女」などの鶴橋康夫監督が脚本を執筆し映画化。越後長岡のエリート藩士・寛之進(阿部)は藩主の機嫌を損ねてしまい、江戸の裏稼業・猫の“のみとり”を命じられる。のみとりとは、客の飼い猫の蚤(のみ)を取り除き日銭を稼ぐ仕事だが、その実態は「床で女性に愛をお届けする」という裏稼業。ほどなくして寛之進は、亡き妻に瓜二つの女・おみね(寺島しのぶ)と運命的な出会いを果たし、初の“のみとり相手”を得る。
東宝シンデレラ後はファッション誌「Seventeen」専属モデルや、NHK Eテレ「高校講座 物理基礎」のレギュラーを務める福本は、寛之進が暮らす長屋の住人・おみつ役に。身を粉にして働きつつ、小さい子どもたちの面倒も見るしっかり者で、読み書きを無償で教える佐伯友之介(斎藤工)に密かな恋心を寄せている役どころだ。

福本の出演シーンは、長屋の住人たちの暮らしぶりが垣間見えるほか、エリート侍だった寛之進が心情を変えていく重要なシークエンス。撮影に臨んだ福本は、「初めての映画が時代劇で、撮影所が京都の太秦にある東映撮影所という伝統ある場所。そして阿部寛さんはじめ豪華なキャスト陣に驚きました。京都の太秦での撮影はまるで異国に来たような感じで、太秦に着いたらかつらを被り、着物を着るというルーティーンが今までにない経験だったので、毎日とても新鮮でした」と充実感たっぷりに振り返り、「阿部さんも斎藤さんもとても優しくしてくださり、素敵で紳士な方々でした。ある日の撮影の後、鶴橋監督に『上手くいったね』と声をかけて頂けたことがものすごく嬉しかったです! 鶴橋組でのこの経験を大事に今後は、お仕事一つ一つを大切にして全力で取り組んでいきたいと思います」と決意を新たにしている。
そして鶴橋監督は、福本の奮闘ぶりを「ただその場にいるのではなく、何とか友之介の身の回りのことを手伝いたい気持ちを秘めた様子をうまく演じてくれました」と称賛。カメラ外での立ち振る舞いにも言及し、「はしゃいでいる子どもたちの中で、一緒にならずに密かに座っている。それでも一度、演技が始まるとしっかりと長屋の子どもたちのリーダーになっているのを見たときは、今後女優として間違いなく伸びていくだろうと思いました。時代劇であれ現代劇であれ、期待することがいっぱいある女優です」と太鼓判を押している。
(C)2018「のみとり侍」製作委員会
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