「ブラックパンサー」吹き替え版に津田健次郎、中井和哉ら新規参戦!
2018年1月17日 12:00
[映画.com ニュース] 「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」でマーベル・シネマティック・ユニバースに初登場し、「アベンジャーズ」の新作「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」(4月27日公開)でも活躍する漆黒のヒーロー、ブラックパンサーの単独映画「ブラックパンサー」の日本語吹き替え版の声優陣が、発表された。
キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース(クリス・エバンス)の持つシールドと同じ材質からなる漆黒のスーツを身にまとって戦う謎めいたヒーロー、ブラックパンサー。その正体は超文明国ワカンダの若き国王ティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)で、亡き父に代わり王国を統治し、王国が抱える“秘密”を守るヒーローとしても活躍する姿が描かれる。「ロッキー」シリーズの新たな物語「クリード チャンプを継ぐ男」を手がけたライアン・クーグラーがメガホンをとった。
ティ・チャラ役には田村真が続投し、ティ・チャラの王位を狙う謎めいた敵・キルモンガー(マイケル・B・ジョーダン)役を津田健次郎、ティ・チャラの親友ウカビ(ダニエル・カルーヤ)役を中井和哉、ティ・チャラを支える元恋人でスパイのナキア(ルピタ・ニョンゴ)役を皆川純子、CIAエージェントであるエヴェレット・ロス(マーティン・フリーマン)役には「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」に続き森川智之、戦士オコエ(ダナイ・グリラ)役を斎賀みつきがそれぞれ演じるほか、玄田哲章や、木村昴といった実力派が加わった。
田村は、「ブラックパンサー初登場から約2年、引き続きこのタイトルロールの吹き替えを担当させて頂けることに喜びしかありません」と喜びを語る。「あくまでチャドウィック・ボーズマンさんに敬意を払い、演技を踏襲することが前提ですが、ティ・チャラを演じるにあたって大切にしたことは、抑圧された怒りや悲しみを内包した“気品や高貴さ”です。そして抑圧のタガが外れたときに放出させる、激しさの中にも繊細さと人間臭さを含んだエネルギーです」と役作りのポイントについても明かす。
「スター・ウォーズ」シリーズのカイロ・レン(アダム・ドライバー)役の声優を務めた津田は、「エリック・キルモンガーの闇、強さ、弱さ、悲しみ、人間のドラマを演じさせていただくのは役者としてとても楽しかったです。色々な感情を同時に持つことを心がけました。ステレオタイプな悪役にならないように、繊細に、しかし、しっかりと悪役としての役割も果たそうと思いました。アフリカの大地が似合ういにしえのワイルドさと、都会育ちのポップさをいかに同居させることが出来るかで悩んだりもしました」と振り返る。
「ゲット・アウト」でブレイクしたカルーヤ演じるウカビ役を演じた中井は、「オーディション時からビッグタイトルの雰囲気がプンプンしていました。その予想通り、本番では映像素材どころか台本までスタジオから持ち出し禁止という超厳戒態勢。すごい作品に関わらせてもらっている、と実感しながらの収録でした。物語の中で彼の立場や主人公との関係は変化していきます。それによって彼がただ好戦的で薄情な人間に思われないよう、彼なりの祖国に対する思いや誇り高い心を忘れないように意識しました」と語っている。
「ブラックパンサー」は、3月1日から全国公開。
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