スピルバーグ、コッポラ、デル・トロらが戦争と映画語るドキュメンタリー、Netflixで配信
2017年3月31日 09:00

[映画.com ニュース] 第二次世界大戦下における映画と戦争の相関を題材にしたドキュメンタリー「伝説の映画監督 ハリウッドと第二次世界大戦」が、3月31日からNetflixで世界配信されている。スティーブン・スピルバーグ、フランシス・フォード・コッポラ、ギレルモ・デル・トロ、ポール・グリーングラス、ローレンス・カスダンといった、米ハリウッドを代表する巨匠監督にインタビューを敢行し、ナレーションはメリル・ストリープが担当している。
「駅馬車(1939)」のジョン・フォード、「ローマの休日」「ベン・ハー(1959)」のウィリアム・ワイラー、「白鯨」のジョン・ヒューストン、「或る夜の出来事(1934)」のフランク・キャプラ、「シェーン」のジョージ・スティーブンス。この5人の名監督は、当時映画界の第一線で活躍しながらも命をかけて戦地に赴き、戦争の現実を伝える映画を撮影していた。今作は第二次世界大戦中、伝説の監督たちが戦地で撮影した作品をひも解き、ハリウッドが戦争に与えた影響、あるいは戦争がハリウッドに与えた影響を分析していく迫真のドキュメンタリーシリーズだ。
そしてコッポラら現代の監督たちのインタビューから、いかに映画が国民の戦争意識を操縦したか、さらにはハリウッドが担った役割は何だったのかを探っていく。製作総指揮も務めたスピルバーグは、「映画はサイレント時代初期から人を酔わせるものだった。そしてハリウッドは早くから、映画が変化をもたらすための強力な道具、あるいは武器であることに気付いていたんだ」と述べ、コッポラは「最も純粋な形である映画は、プロパガンダに利用することができてしまう。(アドルフ・)ヒトラーとナチス宣伝相のヨゼフ・ゲッベルスは、大衆の思想を思い通りに操作できる映画の力を理解していた」と話している。
またNetflixでは、「伝説の映画監督 ハリウッドと第二次世界大戦」とあわせて、戦時下で製作された13本の貴重な映像資料も配信している。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
“愛と性”を語ることは、“生きる”を語ること
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
アバター ファイヤー・アンド・アッシュ
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「こんなに面白かったのか!!」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
「アバターF&A」「楓」「ズートピア2」など超注目映画を“500円”で観よう!
【正直、使わないとめっっっっちゃ損】絶対に読んでから観に行って!!!!!!!
提供:KDDI
楓
【今年最大級に切なく、涙が流れた】双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「最高の続編」「2025年頑張ったご褒美みたいな映画」「メロすぎる」「全員みて」
提供:ディズニー
SNSで大炎上中…
【非難殺到】「絶対に許すな」「町ごと滅べ」些細なケンカが…まさかの大事件へ
提供:ハピネットファントム・スタジオ