グザビエ・ドランの軌跡を振り返る 「マイ・マザー」など7作品を特集上映
2017年1月22日 09:00
[映画.com ニュース] グザビエ・ドラン監督の第69回カンヌ映画祭グランプリ受賞作「たかが世界の終わり」の公開を記念し、ドランの代表的な監督作、出演作を集めた特集上映が、東京・ユジク阿佐ヶ谷で開催されることが決定した。弱冠19歳で監督、主演、製作、脚本、衣装を兼ねた「マイ・マザー」を創り上げ、26歳でカンヌの史上最年少審査員となった俊英ドランの軌跡をスクリーンで振り返る。
上映作品として、監督デビュー作の「マイ・マザー」、監督と主演を兼ねた「胸騒ぎの恋人」(10)と「トム・アット・ザ・ファーム」(13)、自身の監督作で初めて主演にほかの俳優を起用した「わたしはロランス」(12)、俳優としてキリスト教系の宗教組織・エホバの証人の信者で末期の白血病患者を演じた「神のゆらぎ」(13)、幼い頃から精神病院に入院している青年役で主演した「エレファント・ソング」(14)、第64回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した「Mommy マミー」(14)の7本がラインナップされている。
「クザヴィエ・ドラン特集」は、2月11~24日に東京・ユジク阿佐ヶ谷で開催。死期が近いことを伝えるため12年ぶりに帰郷したゲイの若手作家の苦悩と葛藤、家族愛を描いた最新作「たかが世界の終わり」は、2月11日から東京・新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか、全国で順次公開。
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ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
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