胸騒ぎの恋人
劇場公開日:2014年2月1日
解説
カンヌ国際映画祭で3冠に輝いた「マイ・マザー」で鮮烈なデビューを飾ったカナダの俊英グザビエ・ドランが、同じ男性を好きになった男女の苦悩や駆け引きを独特のタッチでつづった長編第2作。ゲイの青年フランシスとストレートの女性マリーは親友同士だったが、パーティで出会った美青年ニコラに同時に一目ぼれしてしまう。本心とは裏腹にニコラの悪口を言ってみたり、ニコラの思わせぶりな態度に期待を抱いたりと、切ない恋心を募らせていく2人だったが……。ドラン監督自身がフランシス役を、「わたしはロランス」のモニア・ショクリがマリー役を演じる。
2010年製作/102分/カナダ
原題:Les amours imaginaires
配給:ピクチャーズデプト
スタッフ・キャスト
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2022年9月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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同じ男性を好きになった男女のはなし。
ニコラがマリーにもフランシスにも恋愛という意味では興味がないのは見ていて伝わってくる。
それでもお互い牽制したりしながらニコラと仲を深めようとしていく2人。オードリー・ヘップバーンが理想の女性だと聞けばフランシスはポスターをプレゼントし、マリーは姿から真似していく。
このニコラという人物が不思議。
パリには文学を学ぶため大学入学を目指して来たといいながら大学に通う様子はない。ダンサーだったという母のお小遣いで楽しく暮らしているのか。
会話から知的な感じも受けるけれど、パーティーばかりで今を楽しんでいるだけにもみえる。
マリーやフランシスとは住む世界が違い、それが故に2人は彼に惹かれたのではないだろうか。
フランスの田舎の景色が美しくて、絵画のようだった。
2022年8月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
■ゲイの青年フランシス(グザヴィエ・ドラン)と親友のストレートの女性マリー(モニア・ショクリ)は、共にパーティーで知り合った美青年ニコラ(ニールス・シュネデール)に恋をする。
3人で一緒に会うようになると、フランシスとマリーはニコラの気を引こうと互いをけん制し合って微妙な関係に・・。
◆感想
・いるんだよねえ、二コラのような悪気の無い、鈍い男って・・。
・そんな、二コラに惚れてしまって、悶々とするフランシス、とマリー。
ー 二人は、親友だからお互いの想いを知っていても、打ち明けられない・・。-
・三人でベッドに寝た際に、二コラとフランシスの脚が絡まっているシーンを自然に写したり、マリーが暗喩的に二コラに告白するシーンも二コラは”鍋が焦げるから・・。”と素っ気ない。
ー その後の、マリーが苛苛しながら煙草に火を付けようとするも、マッチに火が付かないシーン。巧いなあ・・。-
■一年後、フランシスとマリーはすっかり立ち直り、ニコラには怒りの眼しか向けない。そして新たな美青年(ルイ・ガレル)のターゲットを見つけて・・。
ー 懲りない二人なのである・・。好きな男性の嗜好が似ている二人なのである。-
<全然関係ないと思われる女性達の恋愛観を語るシーンを絡ませつつ、色彩豊かなスタイリッシュな映像とポップな音楽で描いたラブストーリー。
コメディ要素も振りかけつつも、片思いの切なさがにじむ物語でもある。>
2020年9月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
正直、そこまでグッとは来なかったかな。
昔の恋愛映画って感じ(笑)。
所謂 三角関係なんだけど、とにかく好きな人に振り向いて欲しいグザヴィエ・ドラン(フランシス)が可愛いなって💕
親友同士のフランシス&マリーは、お互い一目惚れしたニコラに 色々とアピールするんだけど、ある日の2人(フランシスとマリー)の取っ組み合いの喧嘩?を見て、ニコラは急激に冷めていくんだよね。
かくして2人はフラれたかたちとなって…大分落ち込むのかと思いきや、また新たなパーティへ(笑)
何だか色々とリアルに描かれてて、そこがこの監督らしいなと思った。
あと 私が好きなのは、グザヴィエ・ドランが時々見せる口を動かす仕草💕
他の作品でもやるんだけど、ほんと好きです❤
2020年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
少しだけの切なさと、含み笑い的なコメディ感。
マザコンネタも薄めで、結構、おもしろかったな。