若き天才グザビエ・ドラン新作「たかが世界の終わり」17年2月公開
2016年11月1日 11:00

[映画.com ニュース] 第69回カンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた、カナダの若き天才グザビエ・ドラン監督の新作「It's Only the End of the World」が、「たかが世界の終わり」の邦題で2017年2月11日から全国で順次公開されることが決定。あわせて、主演の仏俳優ギャスパー・ウリエルが12月初旬に来日を予定していることが発表された。
作品ごとに進化を遂げ、俳優としても活躍する俊英のもとに結集したのは、ウリエルをはじめ、レア・セドゥー、バンサン・カッセル、マリオン・コティヤール、ナタリー・バイというフランスを代表する俳優陣。愛しているのに傷つけあう、ある家族の1日を切りとった本作は、アカデミー賞外国語映画賞のカナダ代表作にも選出された。
家族に「もうすぐ死ぬ」と伝えるため、12年ぶりに帰郷した人気劇作家のルイ(ウリエル)。息子の好きな料理を用意した母マルティーヌ(バイ)や、幼い頃に別れた兄を覚えていない妹のシュザンヌ(セドゥー)は再会に浮き足立つが、兄のアントワーヌ(カッセル)はそっけない態度で主人公を出迎える。ルイとは初対面のアントワーヌの妻カトリーヌ(コティヤール)も含めた食事の席は、終始ぎこちなく、アントワーヌの激しい言葉を合図にそれぞれが隠していた思わぬ感情がほとばしる。
現在27歳のドランが、現代のミスコミュニケーションを象徴するかのような家族の姿を通し、怒り、憎しみ、悲しみ、その全てが愛だと気付いたときに浮上する、絶望の中の希望をすくいとった。
「たかが世界の終わり」は17年2月11日から東京・新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか、全国で順次公開。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

日本よ、これが本物の“悪”だ
【拷問、殺人、裏切り、粛清】超刺激的な“史上最大ヒット作”、観たらすごかった…!
提供:JCOM株式会社

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた注目作】実際に観てきたら…個人的に“過去最高”!!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映