「トッド・ソロンズの子犬物語」意味不明な本編“途中休憩”映像が公開!
2016年12月9日 18:00

[映画.com ニュース] 「ハピネス(1998)」や「ストーリーテリング」で知られるトッド・ソロンズ監督の最新作「トッド・ソロンズの子犬物語」の本編映像が、公開された。劇中に突如挿入されるインターミッション映像(映画の上映中、途中休憩のために流れるもの)となる。
本作は、1匹のダックスフンドが、息子が重い病を患った家族、女性獣医、脚本家兼映画学校の講師、老女といったさまざまな飼い主を渡り歩くなかで、それぞれの人間性が浮き彫りになっていくさまを皮肉たっぷりに描いたブラックコメディ。ソロンズ監督らしい乾いた笑いやショッキングなシーンが全編にわたって描かれている。
インターミッションは、「風と共に去りぬ」や「七人の侍」など上映時間が3時間を超えるような長編映画で観客を休憩させることを目的に行われていたが、現在ではほとんど使用されなくなっている。本作は上映時間が88分であるにもかかわらず採用されており、監督の遊び心を感じさせる。肝心の内容においても、カントリー・ミュージック「ゴースト・ライダーズ・イン・ザ・スカイ」をアレンジした「トッド・ソロンズの子犬物語のバラッド」が必要以上に雰囲気たっぷりに流れるなか、ダックスフンドが荒野、雪山、牧草地、ホワイトハウス、ストリップ劇場、野球場、事故現場などをただひたすらに歩くだけという思い切った演出でオフビートな笑いを生み出している。繰り返される「ウィンナードッグ、ウィンナードッグよ」というフレーズが耳に残る仕上がりだ。
「トッド・ソロンズの子犬物語」は、「L.A.コンフィデンシャル」や「ビッグ・フィッシュ」のダニー・デビート、「レクイエム・フォー・ドリーム」や「インターステラー」のエレン・バースティン、「ビフォア」シリーズのジュリー・デルピーらが出演する。2017年1月14日から全国公開。
(C)2015 WHIFFLE BALLER, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
関連ニュース




スパイク・リー監督からの“詰問”に動揺 緊迫のやりとりを公開「今の若い世代がクロサワ映画を一度も観たことがない?誰の責任だ?」【ハリウッドコラムvol.367】
2025年9月6日 11:00

スパイク・リー監督、黒澤明作品との出合い&デンゼル・ワシントンとの信頼関係を明かす【「天国と地獄 Highest 2 Lowest」インタビュー】
2025年9月5日 09:00

映画.com注目特集をチェック

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【観てない人マジもったいない!!】まだ間に合う!この連休に映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

Dear Stranger ディア・ストレンジャー
【4歳の息子が誘拐された。しかし誘拐犯が死体で見つかった】衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で観たい映画No.1】なにこれ!!? 全員主役級キャストがクセ“マシマシ”異常者に
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント