キャスリン・ビグロー新作にハリウッドの若手有望株がずらり!
2016年8月8日 17:00

[映画.com ニュース] 「ハート・ロッカー」「ゼロ・ダーク・サーティ」のキャスリン・ビグロー監督最新作に、ウィル・ポールター、ジャック・レイナー、ベン・オトゥールが出演することがわかった。同作には、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のフィン役でブレイクしたジョン・ボヤーガが出演することが既に決定している。
ビグローが脚本家マーク・ボールと3度目のタッグを組む、デトロイト暴動を題材にした群像劇で、タイトルは未定。1967年7月、米ミシガン州デトロイトの無免許酒場に警察が踏み込んだことをきっかけに、アフリカ系アメリカ人による大規模な暴動が発生し、白人警官と5日間にわたり激しく衝突した事件をもとに、人種差別問題を描く。米バラエティによれば、デトロイト暴動から50年を迎える2017年に全米公開が予定されている。
今回参加が発表された3人は、ハリウッドで注目度上昇中の若手有望株。「なんちゃって家族」のおバカな少年役で注目を集めたポールターは、ティーン向け小説を映画化した「メイズ・ランナー」を経て、「レヴェナント 蘇えりし者」でのシリアスな演技でイメージを刷新。レイナーは準主役に抜てきされた「トランスフォーマー ロストエイジ」出演後、着実にキャリアを積み、「ジャングル・ブック オリジンズ(原題)」、仏作家ローラン・ビネの小説「HHhH (プラハ、1942年)」の映画版が公開を控える。
一方のオトゥールは、ラッセル・クロウ監督作「ディバイナー 戦禍に光を求めて」でクロウやオルガ・キュリレンコらと共演。その後出演した、第二次世界大戦下の沖縄で敵味方に関係なく多くの命を救った米軍衛生兵の実話を描いたメル・ギブソン監督作「Hacksaw Ridge(原題)」は、8月31日(現地時間)から開催される第73回ヴェネチア国際映画祭でワールドプレミア上映される。
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