日プロ大賞受賞の染谷将太を前田敦子、廣木隆一&石井岳龍監督が祝福!
2016年5月4日 01:32

[映画.com ニュース]「第25回日本映画プロフェッショナル大賞」の授賞式が、5月3日テアトル新宿であり、大賞に輝いた「バクマン。」の大根仁監督、主演女優賞の多部未華子、主演男優賞の染谷将太と川瀬陽太、さらにプレゼンターとして前田敦子、小松菜奈らが出席した。
1991年に始まり25回目を迎えた同賞は、主催者で映画評論家の大高宏雄氏と映画批評家、記者など映画に携わるプロフェッショナルが選考委員を務め、独自の視点で優れた作品、映画人を表彰する。
今年の主演男優賞は、異例の2名同時受賞。受賞者や作品に縁の深い者がプレゼンターを務めるが、染谷将太のために「さよなら歌舞伎町」のヒロイン・前田敦子と廣木隆一監督、「ソレダケ that's it」の石井岳龍監督という豪華な顔ぶれが駆け付けた。前田は「どの作品を見ても、染谷くんはいつもピカイチ! さすがこの賞がふさわしいと思います」と染谷を祝福。廣木監督は「短い撮影で主演男優賞。やったぜ!」と語り、石井監督も「自分のこと以上に嬉しい」と笑顔を見せた。
染谷は「一緒に作品を作り上げた仲間に祝っていただき、信頼する映画人の委員のみなさんに選んでいただけてすごく嬉しいです」と喜びを口にする。近年では、染谷を目標にする若手俳優も増えているが、そんな指摘に染谷は「俺にあこがれたらイタい目に遭うよ」と照れくさそうに語り、今後についても「雇われ仕事なので雇われないと仕事がない! 自分にできることを黙々と」と飄々(ひょうひょう)と語り笑いを誘っていた。
もう一人の主演男優賞受賞の川瀬陽太は同賞の1991年当時は助監督をしており、第1回授賞式に来場していたそうで「まさかここに立てる日が来るとは……感慨深いです」としみじみと語っていた。
主演女優賞は「ピース オブ ケイク」「映画 深夜食堂」の多部未華子が受賞。監督の田口トモロヲから祝福のメールが届けられたが、田口監督は多部の「率直な姿勢、集中力、謙虚さ、そして男前な演技」と絶賛。これを受け、多部は「背筋が伸びる気持ちです。これからもいろんな作品に邁進したい」と語った。
監督賞を受賞した「野火」の塚本晋也監督は同作について「今しかない! という気持ちで作った。もともと、監督という意識があまりないですが今回は特に、全く意識せずに素晴らしい原作を形にする作業をした感じでした」と語った。塚本のためにリリー・フランキーがプレゼンターで登場したが、ベネチア映画祭で受賞できなかった代わりにみやげ屋で300円で買ったという小さな金獅子の置物をプレゼントし会場は笑いに包まれた。
大賞の「バクマン。」の大根監督は「ヒットさせることがまず命題であり、賞をいただけるとは思ってなかった」と予想外の大賞受賞への喜びを口にした。プレゼンターを小松菜奈が務め、小松のヒロイン起用について「オーディションで一番下手だったけど、光るものがあった。2年経っていま、このポジションにいるのはすごい」とその成長に目を細めていた。
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