Dressing UP 劇場公開日:2015年8月15日
解説 大阪市による若手映画作家支援事業「CO2」の助成作品として、「カノジョは大丈夫」の安川有果がメガホンを取った異色の青春ドラマ。幼い頃に母親を亡くし、現在は父親と2人きりで暮らしている中学1年生の育美。ある日、学校で将来の夢を考える課題が出るが、育美は未来の自分の姿を想像することができない。母親のようになりたいというクラスメイトの発言を聞いて、今は亡き自分の母親に興味を持つ育美だったが、やがて母親の隠された過去を知り……。2013年5月にオーディトリウム渋谷で行われた「CO2東京上映展2013」で上映。第14回TAMA NEW WAVEグランプリ&ベスト女優賞、お蔵出し映画祭2014審査員特別賞など多数の受賞を経て、15年8月に単独劇場公開。
2012年製作/68分/日本 配給:ドレッシング・アップ 日本初公開:2013年5月11日
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2016年3月4日
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鑑賞方法:映画館
2016年劇場22本目。 またもや日本映画らしい不快(誉め言葉)な映画。 あの化け物は心の闇のイメージと捉えるより、母親の怨念が実際に化け物として現れたと考えた方がしっくりくる。 どちらにせよあの父親は本当に不愉快な人物で、娘が同級生を切りつけた時に被害者の母親に「スイマセンっした!」とバカな中学生みたいな謝罪を繰り返すシーンに全てが集約されてる気がした。 ま、全体的によくわかりませんでした(笑) それにしても、劇場で見た映画三作連続で登場人物がゲロ吐いてついにビンゴ、フィーバー。 なんなの。
2015年10月21日
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この映画は前情報を何も知らないで見た方が確実に面白い。 最近の邦画インディペンデント系の女性監督は本当に強烈である。これほどまでに不穏な空気を生み出せるのは素晴らしい。 これは新しい「もののあわれ」なのか。
2015年8月24日
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鑑賞方法:映画館
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これはなかなか人に語りたくない、分かってもらえ無さそうだから。 映画仲間だとしても、理解を得られるのが難しいかも、ことばで説明しても。 いや、難しいややこしい話しや見所を探さなくてはなら無いしろものなどでは無い。 見ればわかるのだ。 だが、今や日本や世界の映画利用者の大多数には、見ても難しいかもしれない。 これが、始まってすぐにサビから入って、テンポよく起、承、と進めば良いし、さらにわざと分かりやすく黒猫が消えるだの伏線をはっておけば良いのかもしれないが、新人監督の安川有果はそうはしなかった。 天晴れ! しかし、画や間が破綻しているとかでは無い。工夫がある。 それは確かに、日本の十億〜海外の100億の作品とは違うが、 戦えている。 それがわかってくると、観ていてゾクゾクする。 主演の祷キララもまだ無名だが、多くの時間、何も演じないということを演じ、それにほころびがない。これで良いし、これを美少女というか、容姿佇まいすべてが今までに全くなかった個性のかたまりの原石を発掘、ということが分かってきて、 掘り当てた! という気分に、最後まで集中して観てると内心でガッツポーズなんじゃなかろうか。 …まあそういう宝探し目的の映画ファンの私めには高評価でございます。 単にストーリーで楽しませるとかエンタメでしか見れないひとには、 あれ?早かったね、 程度かも。まあ仕方なかろう。
2015年8月19日
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鑑賞方法:映画館
映像そのものの美しさはあまり感じなかったものの、構図と編集はすごく考え抜かれていて、その努力とアイデアには好感が持てました。 何より、主演のキララがキラキラしていて、弱いはずの絵そのものに不思議な魅力を加えていたように思います。 後半は現実なのか幻想なのか捉えきれない曖昧な展開になっていって、個人的に興味をそそられるところでありましたが、その行き着いた先には多少不満を持ってしまいました。単純な救済としか思えなくて、結末は陳腐にしか見えなかったです。 上映後のトークショーで監督は、「結論を出さずしての終劇」という旨の発言をしていましたが、よい子になってハッピーエンドという結論にしか捉えることができませんでした。曖昧にしたかったという意図があったのであれば、もっと色々含みのある演出が必要なように思います。 とはいえ話は面白かったし、丁寧な演出などに監督のポテンシャルを感じ取りました。これからの作品にも期待します。そして勿論キララにも☆