フランス映画祭2016ラインナップ発表 イザベル・ユペール&オマール・シーら来日決定
2016年4月26日 20:30

[映画.com ニュース] フランスの最新映画を日本に紹介する「フランス映画祭2016」のラインナップ発表会が4月26日、東京・飯田橋のアンスティチュ・フランセ東京で行われ、新作12本、クラシック1本の全13本の上映作品が発表された。
今年は、「愛と死の谷」「Asphalte(原題)」の2作品を携えて来日する団長イザベル・ユペールを筆頭に、人種差別と闘った黒人道化師の実話を映画化した「ショコラ(仮題)」に主演し、近年ハリウッドに活躍の場を広げるオマール・シー、カトリーヌ・ドヌーブ6年ぶりの主演作「太陽のめざめ」で監督、男女の激しい10年愛を紡いだ「モン・ロワ(原題)」で主演を務めたエマニュエル・ベルコら総勢15人が来日を果たす予定だ。
ほかには、ベストセラー小説を映画化したサスペンス「ミモザの島に消えた母」、尊厳死の是非を問う「ザ・ファイナル・レッスン(英題)」、名匠クロード・ルルーシュ監督による大人の恋愛物語「アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲(プレリュード)」、母娘の運命の再会を描く「めぐりあう日」、2008年のインド・ムンバイでの同時多発テロを題材にした「パレス・ダウン」、落ちこぼれ高校生たちが成功を掴んでいく真実の物語「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」、少年と女性しかいない島での悪夢を描いた「エヴォリューション(仮題)」と、豪華作品がラインナップされた。また、クラシック部門として1月に死去したジャック・リベットの監督デビュー作「パリはわれらのもの」が、デジタルリマスター上映される。

ティエリー・ダナ駐日フランス大使は、16日に発生した九州での震災に触れ「九州、熊本で普通の生活を取り戻すのに苦労していらっしゃる方がいらっしゃいます。この場を借りてお見舞い申し上げたい」と挨拶。続けて、「(同映画祭は)今年で24回目を迎え、世界中で行われているフランス映画祭のなかで最も長い年数を経て今日に至っていることを誇りに思っております。映画は日本とフランスの恋物語と言ってもいい。是枝裕和監督、深田晃司監督ら日本の映画人の作品がカンヌ国際映画祭に参加され、交流が深まっていくことを楽しみにしています」と期待を寄せた。
「フランス映画祭2016」は6月24日から27日まで、有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇で開催。チケットは5月28日発売。関連イベントとして、ゲストによる特別講義「マスタークラス」が行われるほか、特集上映「恋愛のディスクール 映画と愛をめぐる断章」(~7月9日)がアンスティチュ・フランセ東京で開催中。大阪、京都、福岡でも一部プログラムを巡回上映する。上映作品全ラインナップやイベント詳細は公式サイト(http://unifrance.jp/festival)で告知する。
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