ミモザの島に消えた母
劇場公開日:2016年7月23日
解説
「サラの鍵」の原作者タチアナ・ド・ロネの小説を映画化したサスペンス作品。冬に咲く小さな花から、「ミモザの島」と呼ばれるフランス大西洋にある島。30年前にこの島の海で若い女性が謎の死を遂げた。女性の息子であるアントワンが家族に母の死についてたずねると、誰もが頑なに口を閉ざし、母の死について語ろうとしなかった。母の死の真相を突き止めるため、アントワンはミモザの島を訪れるが、彼はそこで自分が知らなかった母のもう一つの顔を知ることとなる。アントワン役に「ムード・インディゴ うたかたの日々」「クリムゾン・リバー」のローラン・ラフィット。アントワンとともに真相を追う妹役に「人生はビギナーズ」「イングロリアス・バスターズ」のメラニー・ロラン。
2015年製作/101分/G/フランス
原題:Boomerang
配給:ファントム・フィルム
スタッフ・キャスト
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2021年7月11日
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鑑賞方法:VOD
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同性愛に対する偏見は現代でもまだまだありますが、昔はもっと酷かったですよね。女性同士なら尚更のこと。姑が一族の恥と言ってましたが、個人よりも家の方が大事な時代ならではですね。結婚制度に苦しんだ先人達に結婚制度は早かれ遅かれなくなりそうと伝えたいです。歓喜するのは女性の方が多そう。
2020年11月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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2人の娘を持つアントワーヌ(ラフィット)だったが、長女がレズビアンであることがわかり、いささかショックを受ける。母の死に疑念を抱き、父とは喋らなくなってしまったことで、セラピーにも通っている。母が溺死した前日に自分はどこにいたのか、記憶がなくなっていたのだ。悩みながらも探ろうと何度も島に向かうアントワーヌだったが、建設現場の現場監督という仕事も身が入らず、ついには解雇されてしまう。
自殺だったのか、事故だったのかさえわからず、死の疑惑を当時使用人だったベルナデットにぶつけてみるも要領を得ない。やがて、母の遺品である時計を手に入れたアントワーヌは裏に刻まれたジャン・ウィズマンという名前を知り、父にぶつけたおかげで大喧嘩。祖母の葬式にさえ呼ばれなかったのだ。
祖母が死んだことにより、ベルナデットの夫婦から当時の事情を聞くことができた。母クラリスはジーン・ウィズマンという女性と恋に落ちていたのだが、娘がレズビアンだということと重なり、重厚さを増していた。そして嫁姑の確執もあったおかげで、満潮になると水没する道路を渡って島にいるジーンに会いに行こうとした事実を知らされた。
冒頭ではアントワーヌと妹アガット(ロラン)の車が事故に遭うシーンがあるのだが、終わってみると、それがかすんで見えてしまうほど・・・
2017年11月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
淡々と展開していくようでそれぞれの悲しみが隠れている。
2017年8月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
30年前に亡くなった母の死因に疑問を抱いていた兄妹が、遺体が見つかったミモザの島を訪れる。
祖母、父、お手伝いさんは何か隠して様子。
この島に渡る道路は満潮時は海面下となる危ない代物。
こんな結末でも知った方がよかったのかなぁ。