パレス・ダウン
劇場公開日:2016年7月29日
解説
2008年11月にインドの都市ムンバイで195人の犠牲者を出した同時多発テロ事件を題材に描いたフランス製サスペンスドラマ。父の転勤でインドにやって来た18歳のルイーズは、新居が決まるまでの間、ムンバイの高級ホテル「タージマハル・ホテル」に両親と一緒に滞在することに。しかし両親の外出中にホテルがテロリストの襲撃を受けて占拠され、ルイーズはひとり客室に取り残されてしまう。外の世界との唯一のつながりである携帯電話で父親と連絡を取りながら、生き延びるべく奮闘するルイーズだったが……。主人公ルイーズ役に「ニンフォマニアック」のステイシー・マーティン。共演に「あの夏の子供たち」のルイ=ド・ドゥ・ランクザン、「ハングリー・ハーツ」のアルバ・ロルバケル。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2016/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016」(16年7月16日~8月19日)上映作品。
2015年製作/91分/PG12/フランス
原題:Taj Mahal
配給:バップ
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
2021年6月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
緊張感がない。銃声や、足の影だけで、実際のテロリストの姿が映らない、銃撃シーンもないからというのもあるが、娘を心配する両親の描かれた方に緊迫感がない。母が娘を落ち着かせるために歌ったのは娘の神経を逆なでしたし、このシーンいるのか疑問に思った。実話なのだろうか。迫りくるテロリストより爆発による黒煙の方が怖く感じた。しかし、残虐なシーンをあえて描かなかったのは他2作品より公開が早く、被害に遭われた方への配慮があったかも知れない。助かった娘はあれだけの惨劇に遭ったのに、すれ違う人々や、カフェで見かける人々はそんな事を知らず、日常的に普通に暮らしている、自分のことを知る由もない、このギャップを埋めるべく、同じ体感した者に連絡を取るものの、一切思い出したくもない、ギャップを埋めたくないと返され、双方の心の傷の深さが表れている。映画としては盛り上がりに欠けるが、ラストシーンの心の傷を描きたかったのかも知れない。
2021年3月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
実質50分ほどで描ききっているように思う。
「ホテル・ムンバイ」を先に観たのもあり、こういう作風(巻き込まれた少女のみの視点)もありだなとは思った。
フランスに戻ったルイーズが動く歩道に乗れなかったのはどういう意図なんだろう。そこは分からなかったかな。
事件後、孤独を感じていたルイーズが、同じく事件に巻き込まれ当日連絡も取っていたピエールに電話したとき会話を拒否される描写がものすごくリアルだった。人によっては、話したくないですよね…。でもルイーズの気持ちも分かる(なんて軽く言えないけど)から胸が締め付けられた。
ルイーズが助かるまでの緊張感がものすごくて、自分の身に起きたらと思うと本当に恐怖。「現地で取材しているうちに聞いた話」とかではなく、監督の姪の身に起こった話を元にしていると知って、その近さ(というかなんというか)にますます恐怖……
父親の転勤でインドのムンバイに越してきたルイーズ、引越し先に入居出来るまでのホテル住まい。事件当日の朝入居予定だったのが延期され、テロに巻き込まれることに😥予定通り新居に入っていれば、、、気の毒だ。
この映画ではテロリストを映さず、部屋に閉じこもったルイーズの恐怖で話が進む。目に見える恐怖も勿論恐ろしいが、見えない恐ろしさ(部屋の外の銃声、悲鳴、爆発音、犯人の声や足音)を凄く伝わった。
タージマハルホテル、凄いホテル🏨あの場所だけ別世界。外は観光客は居ても、市民の生活があって川もキレイとは云えず、、、さて、「ホテル・ムンバイ」と見比べよう🎬
2020年9月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル