「白鯨との闘い」クリス・ヘムズワースがNYプレミアで明かす、最大の敵は減量!
2015年12月9日 17:00
[映画.com ニュース] 「アベンジャーズ」シリーズのクリス・ヘムズワースとオスカー監督ロン・ハワード(「ビューティフル・マインド」「アポロ13」)がタッグを組んだ「白鯨との闘い」のプレミアが12月7日(現地時間)、米ニューヨークで開催。世界中から200人を超すマスコミが詰め掛けるなか、ヘムズワースやハワード監督が登場した。
ハーマン・メルビル氏の名著「白鯨」に隠された真実を描いた、ナサニエル・フィルブリック氏によるノンフィクション小説を実写化。舞台は、捕鯨業全盛期の1819年。1等航海士オーウェン(ヘムズワース)と21人の船員を乗せて出港した捕鯨船エセックス号。荒波を乗り越えて鯨を追う一行だが、太平洋のど真ん中で体長30メートルもの巨大な鯨に襲われ、船は沈没。命がけの漂流生活を余儀なくされる。
ヘムズワースはじめ、本作のキャストは漂流生活にリアリティを持たせるべく過酷な減量に挑戦。「1番つらかったのはダイエットだね。でも、実話を描くためには必要な過程だから避けては通れないことはわかっていた」と俳優魂を見せ付けたヘムズワースは、「撮影が終わった時には、パスタとピザを食べたよ。1番食べちゃいけないものだったからね(笑)」と茶目っ気たっぷりに振り返ったほか、和食好きの一面も明かした。一方、「ラッシュ プライドと友情」(13)でもヘムズワースとコンビを組んだハワード監督は「僕は普段撮影中に怒鳴らないんだけど、キャストの前でピザを食べていたスタッフには怒鳴ったりもしたよ(笑)」とキャスト陣のケアに腐心したとアピールした。
物語のキーキャラクターを演じ、17年全米公開予定の新「スパイダーマン」では主役を務めるトム・ホランドは、「クリス・ヘムズワースをはじめとした素晴らしい先輩たちと、たくさんの名作を生み出してきたロンと一緒に仕事ができて幸せだよ」と最敬礼。「毎日多くのことを学び、この作品は大きなターニングポイントとなった。これからの映画人生の中で、何をしたいかが明確になったんだ」と力強く語った。
「白鯨との闘い」は、「007 スペクター」のベン・ウィショーがメルビル役に扮するほか、「リンカーン 秘密の書」(12)のベンジャミン・ウォーカー、「ダークナイト」シリーズのキリアン・マーフィ、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(14)のブレンダン・グリーソンらが脇を固める。2016年1月16日から全国公開。