小田和正、佐藤浩市主演「64」主題歌で新曲書き下ろし!予告編は鬼気迫るシーンの連続
2015年12月2日 04:00

[映画.com ニュース] 横山秀夫氏のベストセラー小説を佐藤浩市主演、瀬々敬久監督によって2部作で映画化する「64 ロクヨン 前編」「64 ロクヨン 後編」の主題歌を、シンガーソングライターの小田和正が務めていることがわかった。小田が原作を読んで書き下ろした新曲「風は止んだ」が盛り込まれた、豪華キャスト総出演の予告編も完成した。
小田が映画の主題歌を書き下ろすのは、「ロック わんこの島」(2011)の楽曲「hello hello」以来、約5年ぶりとなる。瀬々監督の熱望によりオファーを出し、小田が快諾したことで強力タッグが実現。やさしいメロディと普遍的な歌詞がストーリーに寄り添い、胸に染み入る楽曲を聴いた佐藤は「映画『64 ロクヨン 前編/後編』は、原作を読んだときから大変な仕事になるという覚悟を決めて撮影に臨んだ作品。完成した映画のラストに小田和正さんの曲が流れたとき、ようやく永い戦いが終わったように穏やかな気持ちになれました」とコメントを寄せている。
同作は、昭和64年に起きた未解決の誘拐事件(通称「ロクヨン」)と、それを起点として県警記者クラブを巻き込んだ警察内部の対立、そして14年を経て新たに発生した「ロクヨン」を模倣した誘拐事件を、佐藤扮する元刑事の県警広報官・三上義信を軸に描く重厚なミステリードラマ。三上の部下役を綾野剛、榮倉奈々が演じているほか、広報室と対立する記者クラブの東洋新聞キャップ・秋川に瑛太が扮する。さらに、三浦友和、永瀬正敏、吉岡秀隆、奥田瑛二、椎名桔平、仲村トオル、緒形直人、夏川結衣、滝藤賢一、窪田正孝という日本映画界を代表する俳優陣が結集している。
「風は止んだ」を使用した予告編では、俳優陣の鬼気迫る演技合戦に目を奪われる。時効まであと1年に迫った「64事件」の解決に向け動き出した三上の前に、身内であるはずの警察の組織ぐるみの隠ぺい、警察官同士の足の引っ張り合いなど、大きな壁が立ちはだかる。かつての上司だった捜査一課長・松岡(三浦)の「昭和64年、そこに犯人を引きずり戻す」というセリフが強いインパクトを放つほか、「子どもがいなくなる。それがどういう事なのか、刑事はそんな事もわからないのか!」と涙ながらに訴える三上の姿をとらえている。
「64 ロクヨン 前編」は、2016年5月7日、「64 ロクヨン 後編」は同6月1日に全国で公開。
(C)2016 映画「64」製作委員会
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