松竹系映画館、歌舞伎俳優ナビゲーターの劇場内番組開始!トップバッターは尾上松也
2015年7月18日 16:45
[映画.com ニュース] 松竹120周年、松竹マルチプレックスシアターズ20周年を記念し、全国の松竹系映画館で、本編上映前の時間に同社の最新映画を紹介するナビゲート番組の上映が開始された。
松竹は、実業家の大谷竹次郎によって1895年創業。20年に映画会社「松竹キネマ合名社」として設立された。シネマコンプレックス「MOVIX」などの映画興行事業を行う「松竹マルチプレックスシアターズ」は、96年設立。今回スタートした番組では毎回、歌舞伎俳優をナビゲーターに起用し、トップバッターは尾上松也が務める。現在上映中(9月11日まで)の第1弾では、原田眞人監督が太平洋戦争の裏側を描く「日本のいちばん長い日」(8月8日公開)と、原発テロに立ち向かう男たちを描いた東野圭吾氏の小説を、堤幸彦監督が映画化した「天空の蜂」(9月12日公開)をそれぞれ紹介する。
なお、第2弾以降の紹介予定作品は、テレビシリーズ「ゴシップガール」のブレイク・ライブリーが100年以上を生きる不老の美女に扮した「アデライン、100年目の恋」(10月17日公開)、伊坂幸太郎氏の同名小説を生田斗真、浅野忠信、山田涼介の共演で映画化した「グラスホッパー」(11月7日公開)、中田秀夫監督が「AKB48」の島崎遥香を主演に迎えたホラー「劇場霊」(11月21日公開)、山田洋次監督がメガホンをとり、吉永小百合と二宮和也が親子を演じた「母と暮せば」(12月12日公開)、同じく山田監督の元に「東京家族」(12)のキャストが再集結した喜劇「家族はつらいよ」(16年3月12日公開)の計5作品がラインナップされている。
松竹ナビゲート番組の上映館は、MOVIX仙台、MOVIX利府、MOVIX伊勢崎、MOVIX宇都宮、MOVIXつくば、MOVIX柏の葉、MOVIXさいたま、MOVIX三郷、MOVIX川口、MOVIX橋本、MOVIX亀有、MOVIX昭島、新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー、東劇、MOVIX清水、MOVIX三好、神戸国際松竹、MOVIXあまがさき、なんばパークスシネマ、大阪ステーションシティシネマ、MOVIX八尾、MOVIX堺、MOVIX京都、MOVIX倉敷、MOVIX日吉津、MOVIX周南となっている。
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文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
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