「きみに読む物語」原作者の小説を映画化「かけがえのない人」、8月公開決定
2015年6月2日 21:10
[映画.com ニュース]「きみに読む物語」で知られる小説家ニコラス・スパークス氏のベストセラーを映画化した「The Best of Me(原題)」が、「かけがえのない人」の邦題で8月に公開されることが決定した。「X-メン」シリーズのジェームズ・マースデンと「M:i:III」のミシェル・モナハンが主演し、「終着駅 トルストイ最後の旅」のマイケル・ホフマン監督がメガホンをとった。
高校時代に恋人だったドーソン(マースデン)とアマンダ(モナハン)が20年ぶりに再会し、再び恋に落ちていく姿を描く。石油採掘基地での爆発事故に巻き込まれたが、奇跡的に生還したドーソン。事故を機に「物事にはすべて意味がある」という信念を抱き始め、別の男と結婚したアマンダとともに、他界した恩人タックの遺言を実行することになる。20年間、別々の人生を歩んできたふたりの運命が交錯し、心の奥底に封印していた愛おしくもせつない“思い”がよみがえる。
当初、故ポール・ウォーカーさんがドーソン役に決定していたが、2013年の急逝を受けマースデンがバトンを継承。さらに、「スパイ・レジェンド」のルーク・ブレイシー、「ハッピーエンドが書けるまで」のリアナ・リベラトといった若手注目株が、若き日のドーソンとアマンダを演じている。
また劇中曲には、カントリーを中心とする楽曲を採用。ボーカルユニット「レディ・アンテベラム」が本作のために書き下ろした「I Did With You」や、ルー・リードの名曲を「カウボーイ・ジャンキーズ」がカバーした「Sweet Jane」が効果的に使われ、物語をドラマチックに盛り上げている。
「かけがえのない人」は、8月から東京・恵比寿のYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開。