「原宿シネマ」館長・佐渡島庸平氏“人生の一本”は「ベティ・ブルー」
2015年4月2日 14:20

[映画.com ニュース] “人生の一本に会いにいく。” をテーマに、様々なフィールドで活躍するプロフェッショナルをゲスト館長に迎え、彼ら自身が選んだ “人生の一本”を紹介・上映する「原宿シネマ」。その「第25回原宿シネマ 青春を感じる映画たちvol.2」がこのほど、クリエイターのエージェント会社コルク代表の佐渡島庸平氏を迎え、東京のVACANTで開催された。
佐渡島氏は、中学生時代を南アフリカで過ごし、2002年講談社に入社。「週刊モーニング」編集部に所属し、「バガボンド」(井上雄彦)、「ドラゴン桜」(三田紀房)、「働きマン」(安野モヨコ)、「宇宙兄弟」(小山宙哉)、「モダンタイムス」(伊坂幸太郎)、「16歳の教科書」などの編集を担当。12年に同社を退社し、コルクを設立した。現在は、「オチビサン」「鼻下長紳士回顧録」(安野モヨコ)、「テンプリズム」(曽田正人)、「インベスターZ」(三田紀房)などの編集に携わっている。
そんな佐渡島氏が選んだ“人生の一本”は「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」。同作は、86年に劇場公開され、日本でもミニシアター系で大ヒットロングラン上映された。「ディーバ」「溝の中の月」などのジャン=ジャック・ベネックス監督が手掛けた不朽の愛の名作で、一組の恋人たちのあまりにも激しい愛の行方を、独創的な物語と映像美で綴った傑作だ。
上映後、主催するシンカのスージュン代表が司会を務め、佐渡島氏とトークショーを行った。佐渡島氏は「南アフリカから戻ってきて、高校生の頃に見た。主人公たちの悲しみを表現するシーンは、ベネックス監督の才能があふれ、一生忘れられない。映画の世界に目覚めさせてくれた1本。大学生時代は名画座などで多い時は週5本のペースで見ていた。多くの映画を見て養った感覚が今の仕事に役立っていると思う。物語の型が自然に頭に入っていて、人間の感情の引き出しが増えた」と映画への思いや現在の仕事への影響などを語った。
他に好きな作品として、「レオン」「ひかりのまち」「シーズ・ソー・ラブリー」「インビクタス 負けざる者たち」「麦の穂をゆらす風」などをあげ、「時代に翻弄(ほんろう)される人々、その中でもがいて必死に生きる人々にも興味がある。いま携わっている作品に時代を反映させた作品が多いのはその影響ではないか」と自己分析。最後に、映画を一言で表すと「総合芸術だと思う」と締めくくった。
原宿シネマは、人と映画が持つ力を通じて、人生の楽しみ方や生き方を学び、それぞれの世界をもっと面白くする映画体験を創造しようとするもの。次回は今月下旬開催予定。
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