ディーバ

劇場公開日:

解説

「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」などのヒット作を生んだフランスのジャン=ジャック・ベネックス監督が1981年に発表した長編第1作。

パリで暮らすオペラ好きの郵便配達員ジュールは、レコーディングを拒否し続けているアメリカ人ソプラノ歌手シンシア・ホーキンズのリサイタルを訪れ、高性能録音機で歌声を隠し録りする。翌日、娼婦が2人組の男に殺害される事件が発生。被害者は事件の直前、偶然通りかかったジュールのバイクのバッグに、闇組織の秘密を暴露したテープを隠していた。テープの行方を追う殺し屋と、シンシアの音源を狙う台湾人2人組からも追われる状況に陥ったジュールは、謎めいた男セルジュとベトナム人少女アルバの助けを借りて逃亡するが……。

1982年・第7回セザール賞で新人監督賞など4部門を受賞し大ヒットを記録。80年代版ヌーベルバーグともいえる青春映画の新しい波「シネマ・デュ・ルック」を象徴する作品となった。

1981年製作/117分/G/フランス
原題または英題:Diva
配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム
劇場公開日:2022年9月16日

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(C)1981 STUDIOCANAL

映画レビュー

4.5本作品の監督の感性にいたく感心する

2023年2月4日
PCから投稿

ベティ・ブルーもそうだったが、ジャン=ジャック・ベネックス監督のセンスが私的によくマッチしているということなのだと思う。

もう40年前の作品となるこのディーバ。知ったのは25年ほど前となるが、それ以来数年に一度は鑑賞しなおしている。

何といっても黒人ソプラノの歌唱が強く印象に刻まれ、それを軸とした「盗み録音の白人青年」との格差ラブロマンスがゆるやかに進展、そこに全く違うベクトルである犯罪サスペンスがうまい具合に交差される。
そして「謎のできる奴」ゴロディッシュと連れのベトナム娘がファンタジックな香りを醸す・・・

パリを舞台とした、陳腐な表現とはなるが「極めてスタイリッシュ」としか言いようがない見事な映像作品だと心から思う。

僅かなネガ点として「…こんなに人死ぬんだ・・・」と毎回引き気味になること。苦笑
とはいってもスプラッターではない「スタイリッシュな殺害模様」として描かれてはいるけれどもね。

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resuwisshu311

5.0ブラボー ブラボー ブラボー …

2022年11月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

ジャン=ジャック・ベネックス監督追悼上映として、
シネマスクリーンで再鑑賞出来たことは幸運だった。

非常に混乱するストーリーだが、
そんなことは昇華してラストの自分自身が盗聴歌唱テープを初めて聴取するこのシーンの何と美しいことか。

私も彼女の歌唱にファンになってしまいました。

ブラボー ブラボー ブラボー 👏👏👏👏

是非、音響の良いシネマでご鑑賞下さい。

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カール@山口三

3.0ポスター、ずっと覚えていて、いつか

2022年10月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

観たいと思っていました

中3か高1。

どんな映画かなーって思ってた

こんな映画かー。評価高いけど。そうかな?

主人公はストーカーだし。受け入れるのも、どちらも誰も共感できなかった。

サスペンス?
うーん。

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昔から映画好き

3.5ジュールの秘密基地に憧れちゃう

2022年10月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

萌える

わたしはとにかくジュールのガレージの秘密基地が羨ましくて仕方ありませんでした。
床に描かれたヌードのブロンド女性はラクエル・ウェルチでしたっけ?
オープンリールのデッキをカバンに入れて盗録したんですよね。
重いよ~かさばるよ~
マイクもデカかったろうに。
昔はコンサート会場の入口でよくバックの中をチェックされました。
サイン貰って、握手して、衣装のショールを盗む。それを黒人の娼婦に着せてね。大胆な変態小僧。
仕事帰りの20:45からの観賞だったので文字通り夢ごこちでした。しばしば落ちたみたいで、細かなストーリーはよくわかりませんでした。カリブ海の悪党の黒幕は実は警察署長だったみたいでした。だから、ベテラン刑事の言うことをそんな馬鹿なことがあるか~いと、カモフラージュしていたんですね。
40年前の映画なんですね~

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カールⅢ世