【全米映画ランキング】「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」がV。C・ファース主演のスパイアクションが2位

同作は、世界で1億部を超えるイギリスのベストセラーを映画化した官能ドラマ。若きCEOでサディストの青年クリスチャン・グレイと処女の女子学生アナスタシア・スティールの特異な恋愛関係が描かれる。批評家からは厳しめのレビューが集まったが、女性を中心に集客し、2月公開作では歴代1位のオープニング興収を記録する大ヒットとなった。出演はアナスタシアにドン・ジョンソンとメラニー・グリフィスの実娘ダコタ・ジョンソン。グレイに「マリー・アントワネット」のジェイミー・ドーナン。メガホンをとったのはイギリスの現代アーティストで「ノーウェアボーイ　ひとりぼっちのあいつ」で監督デビューを果たしたサム・テイラー＝ジョンソン。

約3500万ドルのオープニング興収で2位デビューとなったのは、「X-MEN：ファースト・ジェネレーション」「キック・アス」でハリウッドの人気フィルムメーカーとなったマシュー・ボーン監督の新作「キングスマン　ザ・シークレット・サービス（原題）」。同作はマーク・ミラー氏の原作コミックを映画化したスパイアクション大作。イギリスのスパイ組織の凄腕エージェントが街の悪ガキをリクルートして、スパイとして鍛え上げ、悪者の陰謀に立ち向かう姿が描かれる。レビューはまずまずで、1億ドル超えは間違いなさそうだ。出演はコリン・ファース、サミュエル・L・ジャクソン、マーク・ストロング、タロン・エガートン、マイケル・ケイン。

3位は前週首位の「スポンジ・ボブ　海のみんなが世界を救Woo（う～）！」。11日間の累計興収はすでに1億ドルを突破。グロスは1億5000万ドル強といったところか。

4位は今週末にアカデミー賞授賞式が控える大ヒット作「アメリカン・スナイパー」。累計興収はついに3億ドルを超え、約3億0600万ドルに。同作の主人公クリス・カイルに関する裁判が11日に始まり、アメリカでは再度注目を集めているため、「ハンガー・ゲーム FINAL：レジスタンス」（グロス：約3億3600万ドル）を抜いて、2014年公開作の1位になることはほぼ間違いなさそうだ。

今週末は、ケビン・コスナー主演のスポーツドラマ「McFarland, USA」に、大ヒットコメディ「オフロでGO!!!!!　タイムマシンはジェット式」の第2弾「Hot Tub Time Machine 2」などが公開となる。