松竹・東宝の第3四半期決算、映画・映像事業ともに好推移
2015年1月19日 06:00
[映画.com ニュース] 松竹と東宝が、2015年2月期第3四半期決算短信を発表。ともに映画・映像関連事業の売上増が全体の好推移に寄与した。
松竹の売上高は前年同期比1.8%増の681億4900万円で、四半期純利益は33億4800万円(同3.3%増)となった。そのうち映像関連事業は、「超高速!参勤交代」「好きっていいなよ。」が高稼働し、夏休みには「ホットロード」も好成績を収め、「柘榴坂の仇討」、洋画の「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」が堅く推移したほか、「機動戦士ガンダムUC episode7 『虹の彼方に』」などのODS(非映画デジタルコンテンツ)作品も収益に貢献している。
また興行は、松竹マルチプレックスシアターズ運営の各劇場で、洋画の「アナと雪の女王」「マレフィセント」が大ヒットしたのをはじめ、邦画では「るろうに剣心 京都大火編」「るろうに剣心 伝説の最期編」などが高稼働。テレビ制作、映像ソフト、テレビ放映権販売、海外向け作品販売なども堅く推移した結果、映像関連事業の売上高は前年同期比6.9%増の361億1000万円で、セグメント利益は同151.9%増の21億8000万円となった。
東宝は、営業収入が前年同期比5.1%増の1523億1100万円となり、四半期純利益は170億5700万円(同54.6%増)。そのうち映画営業事業の製作部門では、「STAND BY ME ドラえもん」など21本を共同製作、「寄生獣」などを制作。配給部門では前記作品のほかに、「映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ペコと5人の探検隊」など26番組27本、さらに東宝東和で洋画の「LUCY ルーシー」など6本を配給した。
映画興行事業では、TOHOシネマズを中心とするグループ各興行会社で、前記配給作品のほかに、「アナと雪の女王」など邦洋画の話題作を上映。映画館入場者数は前年同期比10.4%増の3054万8000人に。映像事業部門は、映像ソフト事業収入、アニメ製作事業収入、実写製作事業収入、ODS事業収入が前年同期比でプラスとなり貢献。映画事業全体では、営業収入が同7.2%増の980億5800万円、営業利益は141億1500万円(同26.5%増)と好調を維持している。
東映の2015年3月期第3四半期決算短信は来月発表予定だが、14年年間の興行収入は松竹、東宝、東映の邦画3社合計で前年比約104%となった模様。映画界全体の全国映画概況(成績)は今月末発表予定となっており、2013年の成績をどれくらい上回れるのか注目される。
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