G1出走馬・シャコーグレイド「超高速!参勤交代」に出演し雄姿を披露
2014年6月14日 20:05
[映画.com ニュース] 佐々木蔵之介が殿様役で主演する時代劇コメディ「超高速!参勤交代」に、G1レース出走馬のシャコーグレイドが出演していることがわかった。お上から「5日以内に江戸へ参勤せよ」と無理難題を強いられた弱小の湯長谷(ゆながや)藩の面々が、実質4日で踏破するべく奇想天外な作戦を繰り広げるもので、本編で大活躍している。
江戸にたどり着くために考え出された作戦は、人目につく場所では人を雇って大人数に見せ、それ以外の行程は藩の少人数だけで近道を行き山中を駆け抜けるというもの。そこで藩主を先回りさせる駿馬として、現在26歳、人間で言えば80歳に相当する元競走馬のシャコーグレイドが登場する。
G1レースに初参戦となった1991年の皐月賞では抽選で出走権を獲得し、18馬中16番人気という周囲の期待の低さを裏切り、見事トウカイテイオーに次ぐ2着。その後も記憶に残る名勝負を繰り広げながら、なかなか1着になれず“万年入着馬”と呼ばれていた。95年の引退後は岐阜県にある牧場で乗馬として余生を送っていたが、このほどスクリーンをさっそうと駆けていく雄姿を披露した。
「のぼうの城」を輩出した脚本賞として知られる城戸賞の第37回で、最高得点で入選した土橋章宏氏の脚本を映画化。「ゲゲゲの鬼太郎」「鴨川ホルモー」などで知られる本木克英監督がメガホンをとり、殿様役の佐々木や柄本、六角ほか、深田恭子、伊原剛志らが共演する。6月21日から全国で公開。