日本映画批評家大賞に豪華映画人がズラリ 主演男優賞・松田龍平「日々まい進」と意欲新た
2014年4月28日 23:07

[映画.com ニュース] 第23回日本映画批評家大賞の授賞式が4月28日、都内で行われ、「舟を編む」で主演男優賞を受賞した松田龍平、「ばしゃ馬さんとビッグマウス」で主演女優賞を受賞した麻生久美子、「箱入り息子の恋」で新人賞を受賞した星野源ら、2013年の日本映画を代表する映画人が顔をそろえた。
これまでも同作で数々の主演男優賞を受賞してきた松田は、「あまり実感がないけれど、こうして壇上に立つととてもうれしい。背中を押してもらった感じ。次の作品もあるので、日々まい進していきたい」と意欲を新たにした。シナリオライターを目指す女性役を好演した麻生は、「私の役が監督自身だったということを撮影の直前に知りプレッシャーを感じた。『夢がかなわない人たちを夢がかなった人たちがやるんだから、刺し違える覚悟でやらないといけない』という監督の言葉を聞き、改めて襟を正された思いだった」と語った。
「凶悪」「そして父になる」で真逆ともいえる役柄を演じ分け、助演男優賞を受賞したリリー・フランキーは「45歳のうさんくさい時にいただいた新人賞が励みになったけれど、こうしてまた呼んでもらえてうれしい。(共演の)ピエール瀧ではなく私がいただきまして、本当にありがとうございます」と笑わせた。ゴールデングローリー賞を受賞したミッキー・カーチスも、「今年で芸能還暦。賞をもらうようなタイプじゃないけれど、今日こうしてこの場にいられるのも、去年入れたペースメーカーのおかげ。死ぬまで生きるつもりです」と冗談交じりに喜びを語った。
昨年、くも膜下出血のため休養していた星野は「ものすごい絶望を味わった」と胸の内を吐露しながら、「音楽の場では『役者が本業なんでしょ』、役者の現場では『音楽が本業なんでしょ』とからかわれ続けてきたけれど、やっと役者として認めていただけたのかな」と満面の笑み。初の映画出演作「カノジョは嘘を愛しすぎてる」で同じく新人賞を受賞した大原櫻子は、「一生の宝物。歌って踊れて演じられる女優になれるよう、日々鍛錬していきたい」と涙交じりに抱負を語った。
数々の名作に出演してきた大女優・有馬稲子は、喉のポリープ手術直後で発声できない状況ながらも式に駆けつけ、ダイヤモンド大賞を受賞した。
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