【全米映画ランキング】「300 スリーハンドレッド 帝国の進撃」が首位デビュー
2014年3月12日 13:20

[映画.com ニュース]前週に引き続き、2本の新作が上位を独占した全米ボックスオフィスは、大ヒット歴史アクションの続編「300 スリーハンドレッド 帝国の進撃」が約4500万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。
同作は、フランク・ミラー氏による同名グラフィックノベルを、ジェラルド・バトラー主演、ザック・スナイダー監督で映画化し、北米興収約2億1000万ドル、全世界興収約4億5000万ドルの大ヒットを記録した「300 スリーハンドレッド」(2007)の7年ぶりとなる続編。
紀元前480年のペルシア戦争テルモピュライの戦いを、スパルタ王レオニダス(バトラー)ら300名の重装歩兵の死闘を中心に描いた前作に対し、今作ではギリシャ軍の指揮を執ったテミストクレス将軍の活躍を中心に、アルテミシオンの海戦やサラミスの海戦が描かれる。
出演は、主人公テミストクレスにオーストラリア出身のサリバン・ステイプルトン(「アニマル・キングダム」「L.A. ギャング ストーリー」)、エバ・グリーン、レナ・ヘディ、ハンス・マシソン、ロドリゴ・サントロ、デビッド・ウェンハム。「マン・オブ・スティール」とその続編に掛かりきりのスナイダーに代わりメガホンをとったのは、CMディレクター出身のノーム・ムーロ。レビューは賛否が半々で、オープニング興収も前作の約7000万ドルから約4500万ドルとなったが、バトラーの不在を考えると大健闘と言えるだろう。
約3200万ドルのオープニング興収で2位デビューとなったのは、ドリームワークス・アニメーションが1960年代のテレビアニメシリーズをベースに製作した最新作「Mr. Peabody & Sherman」。天才犬で科学者のミスター・ピーボディが作ったタイムマシンを養子の少年シャーマンが誤って使ったことから起こる時空のゆがみを修正するために2人が冒険の旅に出るというストーリー。レビューはまずまずだったが、爆発的なスタートにはならなかった。メガホンをとったのは「ライオン・キング」「スチュワート・リトル」「ドラゴン・キングダム」など、アニメと実写の両方を手がけるロブ・ミンコフ。
3位は前週首位だったリーアム・ニーソン主演「ノンストップ(原題)」。累計興収は約5200万ドルとなり、グロス(最終興収)は1億ドル近辺になりそうだ。
その他圏外に、ウェス・アンダーソン監督の新作「グランド・ブダペスト・ホテル」が登場。ニューヨーク、ロサンゼルスの4館限定公開ながら15位につけている。
今週末は、超人気テレビシリーズ「ブレイキング・バッド」の人気俳優アーロン・ポール主演のカーアクション「ニード・フォー・スピード」に、タイラー・ペリー監督のアフロ・アメリカン向けコメディ「Tyler Perry's The Single Moms Club」が公開となる。
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