【全米映画ランキング】「ハンガー・ゲーム2」がV2。「アナと雪の女王」は2位
2013年12月3日 18:28
[映画.com ニュース]サンクスギビング(感謝祭)を迎えた先週末の全米ボックスオフィスは、前週爆発的なスタートを切った「ハンガー・ゲーム2」が好調を維持し、約7400万ドルの興収で首位を守った。
同作の累計興収(10日間)は、約2億9600万ドルと早くも3億ドル目前。10日間の累計では、「アベンジャーズ」(12年/約3億7300万ドル)、「ダークナイト」(08年/約3億1380万ドル)に次ぐ、歴代3位につけており、4億0800万ドルを稼いだ前作のグロス(最終興収)超えるのはほぼ間違いなさそうだ。
拡大公開されて前週22位から2位にランクインしてきたのは、ディズニーの新作3Dアニメ「アナと雪の女王」。触れる物を凍らせてしまう謎の力を持つエルサは女王になる戴冠式の日に、自らの王国をすべて凍らせてしまう。エルサの妹アナはそんな姉を助けるため、仲間たち(山男、トナカイ、雪だるま)とともにエルサが作り上げた雪の王国へ向かう。製作総指揮はジョン・ラセター。レビューはまずまずでオープニング興収約6600万ドルと好記録でのスタートだったが、「ハンガー・ゲーム2」の勢いには及ばなかった。監督は「サーフズ・アップ」のクリス・バックと「シュガー・ラッシュ」の脚本を手がけたジェニファー・リー。
3位は「マイティ・ソー ダーク・ワールド」。神様もさすがに息切れか、先週末は約1100万ドルに終わったが、累計は前作「マイティ・ソー」のグロス約1億8100万ドルを上回る、約1億8600万ドルを記録した。4位「The Best Man Holiday」も、公開3週目で勢いを維持できず、1億ドルはかなり遠のいてしまった。
そして、5位デビューとなったのは、ホームシアター市場で抜群の人気を誇るアクションスター、ジェイソン・ステイサムの主演最新作「Homefront」。引退し、静かな街に居を移した麻薬捜査官(ステイサム)が、麻薬密売組織に家族共々追われるという内容で、共演に「27時間」「スパイダーマン」シリーズのジェームズ・フランコ、ケイト・ボスワース、ウィノナ・ライダーを迎えたサスペンス・アクションだったが、オープニング興収約690万ドルと振るわなかった。脚本に、ステイサムとは「エクスペンダブルズ」で組んでいるシルベスター・スタローン。監督は「サウンド・オブ・サイレンス」「ニューオーリンズ・トライアル」のゲイリー・フレダー。
その他、8位に英国を代表する名匠スティーブン・フリアーズ監督の新作ドラマ「あなたを抱きしめる日まで」(ジュディ・デンチ、スティーブ・クーガン主演)、9位にはアフロアメリカン向けファミリードラマ「Black Nativity」(フォレスト・ウィテカー、アンジェラ・バセット、ジェニファー・ハドソン、タイリース・ギブソン共演)がそれぞれランクインした。
今週末は、「クレイジー・ハート」のスコット・クーパー監督と、「ダークナイト」3部作の主演クリスチャン・ベールが組んだサスペンスドラマ「Out of the Furnace」(ケイシー・アフレック、ウディ・ハレルソン、フォレスト・ウィテカー、サム・シェパード、ウィレム・デフォー、ゾーイ・サルダナ共演)が公開となる。