クエンティン・タランティーノ&ポン・ジュノ、釜山映画祭で緊急対談!
2013年10月17日 11:10

[映画.com ニュース]クエンティン・タランティーノ監督と韓国の鬼才ポン・ジュノ監督がこのほど、第18回釜山国際映画祭(10月3~12日開催)で、公開対談“クエンティン・タランティーノがポン・ジュノに会ったとき”を緊急開催。かねて互いを意識していたというふたりは、夢のツーショットを実現させた。
同映画祭授賞式のためマカオを訪問していたタランティーノ監督は、最新作「スノーピアサー」を同映画祭に正式出品したポン監督に会うため、ポン監督を電撃訪問。「『イングロリアス・バスターズ』と『スノーピアサー』のキャスティングディレクターである友人のジョハンナ・レイが『ポン監督に会わせてあげるから、釜山に行かないか』と言ってきて、来ることになったんだ」と明かした。
タランティーノ監督は、2009年に発表した“私が最も好きな映画20編”で、ポン監督作「グエムル 漢江の怪物」「殺人の追憶」を選出し、自身の名画座でも上映したことがあるそうで、「スピルバーグの作品は恐ろしくもコミカルなように、ポン・ジュノ監督の作品にもユーモアがある」と絶賛。ポン監督も「タランティーノ監督の『パルプ・フィクション』を見て、続けてデビュー作『レザボア・ドッグス』を探して見た。耳を切るシーンは本当に美しい。結末のシーンで血まみれになった主人公の姿は圧倒的で荘厳でもあった」と最敬礼だった。
さらに、タランティーノ監督は「『グエムル 漢江の怪物』を観た時、驚きを禁じ得なかった」と振り返り、「アメリカや他の国ではこんなおかしな家族がスターになるなんてことは理解不能で、だからこそこの作品が面白く、これこそがジャンルを再構築するということなんだ」と分析。ポン監督は、負けじと「あなたの映画に登場する人物たちも本当に変ですよ」と観客の笑いを誘った
「スノーピアサー」は、クリス・エバンスを主演に迎え、フランスのコミック「LE TRANSPERCENEIGE」を映画化。ポン作品に欠かせないソン・ガンホをはじめ、ティルダ・スウィントン、オクタビア・スペンサーらが出演。韓国では観客動員900万人を突破し、167カ国での公開が決定している。14年2月から全国で公開。
フォトギャラリー
関連ニュース



武装強盗団が寝台列車を襲撃→そこに“最強特殊部隊員”がいた ハリウッドリメイク決定のインド映画「KILL 超覚醒」11月公開
2025年8月25日 10:00



映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント