人気沸騰中の実力派・池松壮亮「大人ドロップ」に主演!ヒロインは橋本愛
2013年10月7日 04:00
[映画.com ニュース] 若手実力派俳優の池松壮亮が、樋口直哉氏の青春小説を飯塚健監督が映画化する「大人ドロップ」に主演していることがわかった。池松は現在、NHKの時代劇「あさきゆめみし~八百屋お七異聞」で前田敦子と共演しているほか、映画では「自分の事ばかりで情けなくなるよ」(松居大悟監督)、「愛の渦」(三浦大輔監督)、「ぼくたちの家族」(石井裕也監督)、「春を背負って」(木村大作監督)と主演・出演作が相次ぐなど、引っ張りだこの状態だ。
池松が扮するのは、主人公の浅井由。思春期特有ともいえる心のモヤモヤを体現し、もどかしくもどこか懐かしさを覚える姿を好演している。今作については、「高校最後の夏の出来事を描いた物語です。思いを寄せる同級生に好きって言えない気持ち、友だちとの夏の思い出、子どもと大人の間を行き来する心、たくさんの感情がつまった作品」と説明。だからこそ、「学生の方にはいま過ごしている時間の大切さに気づいてもらえたり、学校を卒業し社会人になっている方には、あの頃の夏の記憶を思い起こし心が温かい気持ちになっていただけたら嬉しいです」と語っている。
ヒロインの入江杏役の橋本愛は、「桐島、部活やめるってよ」での演技が評価され、第36回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞。さらに、社会現象ともいえるブームとなったNHK連続テレビ小説「あまちゃん」に出演し、認知度をさらに広げた。撮影を経て、「青春のキラキラの中にいる人、キラキラからはみ出た人、キラキラにわざと飛び込む人。ご覧になった方が“あの頃”を思い出して、赤面してもらえたらいいなと思いました」と振り返った。
今作は、4人の高校3年生が焦りと不安にうごめきながらも、子どもから大人へと変わろうとしたひと夏の物語。メガホンをとった飯塚監督は、「若い世代だけでなく、通り過ぎた青春(=コドモとオトナの狭間でもがいた経験)をもつ全ての人にご覧いただける“正しい”青春映画ができたと思います。必要以上にのどが渇いた日々を、黒板の匂いとともに思い出してもらえたら、こんなに嬉しいことはありません」とコメントを寄せている。また、小林涼子と前野朋哉が出演している。
「大人ドロップ」は、2014年4月から全国で公開。