悪人全員受賞!「アウトレイジ ビヨンド」が東京スポ映画大賞で3冠に
2013年1月28日 16:00
[映画.com ニュース] 昨年10月に北野武監督作史上最大規模で公開され、週末興行成績で初登場ナンバーワンを獲得した「アウトレイジ ビヨンド」が、ビートたけしこと北野監督自身が審査委員長を務める「第22回東京スポーツ映画大賞」で、作品賞、監督賞を獲得。さらに、同作に出演のたけし以外のメインキャスト12人全員が男優賞を受賞したことがわかった。
「アウトレイジ ビヨンド」は、2010年に公開された「アウトレイジ」の続編で、北野監督初の続編プロジェクト。前作の5年後を舞台に、関東最大の暴力団組織・山王会と関西の雄・花菱会を中心に、以前の抗争で獄中死したはずのヤクザ・大友や警察が入り乱れる壮絶な権力争いを描くバイオレンス作。ビートたけしが大友に扮し、西田敏行、三浦友和、加瀬亮、中野英雄、松重豊、小日向文世、高橋克典、桐谷健太、新井浩文、塩見三省、中尾彬、神山繁の面々が、ひと癖もふた癖もある“悪人たち”を熱演した。
92年1月からスタートした「東京スポーツ映画大賞」は、日本各地で開催されている映画祭の各主催者がノミネートした作品・人物を、審査委員長であるビートたけし氏が最終的に独断と偏見で賞を与えるもの。「アウトレイジ ビヨンド」のコピー“全員悪人 完結。”ならぬ“悪人全員 受賞。”という快挙は、たけしの粋なはからいとも言えそうだ。なお、受賞式は2月24日に都内のホテルで行われる。
また、同作は4月12日にブルーレイ&DVD化が決定(レンタルも同日より開始)。初回限定生産の「スペシャルエディション」は、メイキング、キャスト・インタビュー、ベネチア国際映画祭リポート、イベント&舞台挨拶集を収録した特典ディスクとブックレットが封入される。