【全米映画ランキング】「ボディ・ハント」「END OF WATCH」が首位 イーストウッド新作は3位
2012年9月25日 22:00
[映画.com ニュース] 4本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィス。ジェニファー・ローレンス主演の「ボディ・ハント」とジェイク・ギレンホール主演の「END OF WATCH」の2作品が約1300万ドルのオープニング興収で首位となった。
ローレンス主演「ボディ・ハント」は、「U-571」「ターミネーター3」の監督ジョナサン・モストウ原案・脚本によるホラー。田舎にあるいわくつきの一軒家に引っ越してきた一家に、過去の呪いが襲いかかってくるというハリウッド製ホラーお決まりの粗筋で、レビューはかなり厳しめだったが、主演が「ハンガー・ゲーム」「ウィンターズ・ボーン」の人気女優とあって、まずまずの成績を収めた。監督はロンドンのラジオDJからフィルムメーカーとなったマーク・トンデライ。共演はエリザベス・シュー、マックス・シエリオット、ギル・ベローズ。
一方、ギレンホール&マイケル・ペーニャ主演の「END OF WATCH」は、パトロール中に凶悪犯罪組織のメンバーから銃器と隠し金を押収したため、命を狙われることになったロサンゼルスの若手警察官2人の死闘を描く犯罪アクション。監督・脚本は「トレーニング デイ」「フェイク シティ ある男のルール」 のデビッド・エアー。こちらのレビューはギレンホールの演技を中心に好評を博している。共演はアナ・ケンドリック、ナタリー・マルティネス(※編集部注:最終集計では、「END OF WATCH」が約1320万ドルで首位、「ボディ・ハント」が2位となりました)。
そして、首位2作に僅差で3位デビューとなったのは、アメリカ映画界の至宝クリント・イーストウッドの主演最新作「人生の特等席」。視力が落ちたことによりメジャー球団から引退勧告を受けている老スカウトのガス(イーストウッド)を助けるため、娘のミッキーがスカウトツアーへの同伴を申し出る。やがて、疎遠気味だった父娘が野球を通じてきずなを取り戻していく姿が描かれる人間ドラマ。最終興収約1億4800万ドルの大ヒットを記録した「グラン・トリノ」(2008)以来4年ぶりの銀幕復帰を果たした82歳のスーパースターだったが、本作のオープニング興収は約1200万ドルにとどまった(「グラン・トリノ」の全米拡大公開時の週末3日間興収は約2950万ドル)。レビューも近年の監督作ほどの絶賛評は少なく、賛否半々といったところ。監督にイーストウッドの下でプロデューサーを長年務めてきたロバート・ローレンツ。共演はミッキー役のエイミー・アダムスのほか、ジャスティン・ティンバーレイク、ジョン・グッドマン、ロバート・パトリック、マシュー・リラード。
その他6位には、イギリスの人気コミックのキャラクター「ジャッジ・ドレッド」を再映画化した「Dredd 3D」がランクイン。製作費1億ドルで最終興収3400万ドルだったシルベスター・スタローン主演の「ジャッジ・ドレッド」(95)のリブート版としてシリーズ化も目論んでいたが、またしてもヒットには至らなかった。タイトルロールには「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ、「ボーン・スプレマシー」のカール・アーバン。監督は「バンテージ・ポイント」のピート・トラビス。
また、7位には上映劇場が788サイトに拡大されたポール・トーマス・アンダーソン監督の「ザ・マスター(原題)」が入った。
今週末はブルース・ウィリスとジョセフ・ゴードン=レビット主演のSFアクション「LOOPER ルーパー」(ライアン・ジョンソン監督)が公開となる。
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