西川美和監督「夢売るふたり」トロント出品で3度目の世界へ!
2012年7月25日 05:00

[映画.com ニュース] 西川美和監督の最新作「夢売るふたり」が、9月6日に開幕する第37回トロント国際映画祭のスペシャル・プレゼンテーション部門に出品されることが決定した。西川監督にとっては、「ゆれる」でのカンヌ映画祭、「ディア・ドクター」でのモントリオール世界映画祭に続く、3度目の世界挑戦となる。
トロント国際映画祭はノン・コンペのため、観客賞(ピープルズ・チョイス・アワード)が最高賞となり、過去には「スラムドッグ$ミリオネア」「英国王のスピーチ」などが選ばれている。今作が出品されるスペシャル・プレゼンテーション部門は、2010年に「ノルウェイの森」が上映されているものの、日本映画が選ばれるのは極めて異例といえる。同映画祭のプログラミング・ディレクターは「とにかくこの映画が好きなので、ワールドプレミアとして招待することができてうれしい」とコメントを寄せている。
現地でのワールドプレミアに出席する予定の西川監督は、「トロントは師匠の是枝裕和監督も常連で、とてもいい映画祭だと聞いていましたから、ずっとこの機を待っていた」という。そして、「たくさんの外国映画にあこがれて育ったので、こういう機会をいただけることは自分も作品で世界にお返しができるような気がして何よりうれしいです。東京に生きる夫婦と女たちの話を、海外の人がどのように受け止めるのか、理解されるのか、されないのか、とても知りたい」とカナダでの上映を心待ちにしている様子だ。
松たか子と阿部サダヲが主演する今作は、これまで男性を主人公に据えてきた西川監督が初めて夫婦にスポットを当て、これまで同様に“だます”をテーマにオリジナル脚本を書き上げた意欲作。営んでいた小料理屋を火災で失った夫婦が、再起をかけて結婚詐欺に手を染めていく姿を描く。
「夢売るふたり」は、9月8日から全国で公開。
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