伊勢谷×香川×鶴瓶、西川美和監督「夢売るふたり」に参戦
2012年4月27日 10:00
[映画.com ニュース] 西川美和監督の最新作「夢売るふたり」に、伊勢谷友介、香川照之、笑福亭鶴瓶らが出演していることがわかった。また、主演の松たか子と阿部サダヲにフィーチャーしたポスタービジュアルが完成した。
主演のふたり、騙される女役の田中麗奈、鈴木砂羽、木村多江、安藤玉恵、江原由夏に続き、「夢売るふたり」の全キャストが発表された。西川組に出演経験のある香川、鶴瓶のほか、伊勢谷、やべきょうすけ、大堀こういち、倉科カナ、古舘寛治、小林勝也といったクセモノぞろいの個性派キャストが結集する。
夜景をバックにしたポスターには、キャッチコピー「人間最大の謎は、男と女」が掲出。ぼう然とした表情の阿部と力強い眼差(まなざ)しの松という、人間の“業”を対照的な表情で表現するビジュアルから、今作の世界観がにじみ出ている。
今作は、経営する小料理屋を火災で失った夫婦が、再出発の手段として結婚詐欺を選択。妻が女たちの抱える孤独を探し出し、夫が“懐”に入り込み心のすき間を埋め、虜にしていく。しかし、嘘の繰り返しは夫婦の間に、だました女たちとの間にさざなみを立て始める。
西川監督は、前作「ディア・ドクター」が第33回モントリオール世界映画祭のコンペティション部門に正式出品。これまで長編監督作では主人公に男性を据え、一貫して“だます”をテーマにしてきた。長編4作目では初めて夫婦に焦点を当て、オリジナル脚本を完成させた。
「夢売るふたり」は、9月8日から全国で公開。