ヨーロッパ映画賞にラース・フォン・トリアー監督「メランコリア」
2011年12月5日 13:30

[映画.com ニュース] ヨーロッパ映画アカデミー主催の第24回ヨーロッパ映画賞が発表され、ラース・フォン・トリアー監督の「メランコリア」(デンマークほか合作)が、最優秀作品に与えられるヨーロッパ作品賞を受賞した。
同作は、巨大惑星の接近で終末を迎えつつある地球を舞台に、人々の孤独と絶望、魂の救済をワーグナー作曲の「トリスタンとイゾルデ」の壮大なメロディにのせて描き出していくドラマ。主演のキルステン・ダンストが、今年のカンヌ国際映画祭で女優賞を受賞した。
なお、同作品賞を昨年はロマン・ポランスキー監督作「ゴーストライター」、一昨年はミヒャエル・ハネケ監督作「白いリボン」が受賞している。
主な受賞結果は以下の通り。
▽同監督賞 スサンネ・ビア「未来を生きる君たちへ」
▽同男優賞 コリン・ファース「英国王のスピーチ」
▽同女優賞 ティルダ・スウィントン「少年は残酷な弓を射る」
▽同脚本賞 ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ「少年と自転車(仮題)」
▽同撮影賞 マヌエル・アルベルト・クラロ「メランコリア」
▽ピープルズ・チョイス賞「英国王のスピーチ」
▽生涯功労賞 スティーブン・フリアーズ
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