第68回ベネチア国際映画祭、G・クルーニー監督作で開幕!
2011年9月1日 13:06

[映画.com ニュース] 第68回べネチア国際映画祭が8月31日(現地時間)、開幕した。オープニング作品は、イタリアでも圧倒的な人気を誇るジョージ・クルーニー監督・出演の「The Ides of March(ジ・イディーズ・オブ・マーチ)」。アメリカの大統領選のキャンペーンを舞台に、ライアン・ゴズリング演じる理想家の青年が、さまざまな思惑が渦巻く政治の世界に染まっていく過程を描く。前作「グッドナイト・アンド・グッドラック」に続く重厚な演出が光る作品で、早朝のプレス上映から早くも拍手喝采が響いた。
22本が出品された今年のコンペティションの顔ぶれは、若手とベテランが混ざりながらも個性派ぞろい。デビッド・クローネンバーグ、ロマン・ポランスキー、アレクサンドル・ソクーロフ、フィリップ・ガレル、トッド・ソロンズ、スティーブ・マックイーン、さらに日本から唯一コンペに参加する「ヒミズ」の園子温……。審査員長は昨年、「ブラック・スワン」をベネチアでプレミア上映したダーレン・アロノフスキーが務める。
審査員団記者会見では、今年の顔ぶれについて「ディレクター、マルコ・ミューラーの審美眼を信頼している。素晴らしい監督ばかりでとてもエキサイトしているし、さまざまに異なる作品を見られることでスリリングな気分を味わえると期待している」と語った。
日本勢は他に招待作品として清水崇の「ラビット・ホラー3D」、オリゾンティ部門に塚本晋也の「KOTOKO」、西島秀俊と常磐貴子が共演するイラン人監督アミール・ナデリの「CUT」、また同短編部門に平林勇と水江未来の2本のアニメーションが入り、計6本となった。
映画祭は9月10日のセレモニーをもって栄えある金獅子賞他の受賞者が発表され、幕を閉じる。(佐藤久理子)
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【観てない人マジもったいない!!】まだ間に合う!この連休に映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

Dear Stranger ディア・ストレンジャー
【4歳の息子が誘拐された。しかし誘拐犯が死体で見つかった】衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で観たい映画No.1】なにこれ!!? 全員主役級キャストがクセ“マシマシ”異常者に
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント