ハリウッドの伝説エリザベス・テイラーさん逝く
2011年3月24日 10:44

[映画.com ニュース] 伝説的な大女優エリザベス・テイラーさんの死に、ハリウッド中が喪に服した。3月23日(現地時間)、テイラーさんがうっ血性心不全のために死去したことを、代理人が各メディアに発表。79歳だった。
英出身のテイラーさんは子役時代からハリウッドで活躍し、「緑園の天使」「若草物語」「陽のあたる場所」「ジャイアンツ」などでファンを魅了。その美ぼうと演技力により、世界で最も有名な女優のひとりとなった。「愛情の花咲く樹」「熱いトタン屋根の猫」「去年の夏突然に」と、1957年から3年連続でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、60年の「バターフィールド8」と66年の「バージニア・ウルフなんかこわくない」で同賞に輝いた。
50本以上の映画に出演し、来日経験もある。80年代なかばからは熱心なエイズ撲滅運動家としても知られ、91年にはエリザベス・テイラー・エイズ財団を設立。その功績が称えられ、92年にアカデミー賞のジーン・ハーショルト友愛賞を受賞している。8度の結婚を経験し、私生活でも話題に事欠かなかった。
親交が深かったエルトン・ジョンは同日、「私たちはハリウッドの巨人を失いました。さらに重要なことに、ひとりの素晴らしい人間を失ったのです」と語った。テイラーさんは、2月からうっ血性心不全の治療でロサンゼルスのメディカルセンターに入院していた。4人の子どもに見守られて息を引きとったという。
関連ニュース





