“アイアンマンキューピー”売り上げ絶好調　急きょ増産体勢へ

「アイアンマン2」は、天才発明家にして大企業の社長トニー・スターク（ダウニー・Jr.）が、自ら開発したパワードスーツに身を包み、企業経営のかたわら正義のヒーロー、アイアンマンとして悪と戦う姿を描いたアクション大作。ジョン・ファブロー監督や共演のグウィネス・パルトロウら前作からのスタッフ、キャスト陣に加え、ミッキー・ローク、スカーレット・ヨハンソンらが新たに参加している。

そして話題の前売り特典のストラップは、誰もが知るキューピーがアイアンマンのパワードスーツを装着し、決めポーズを取っているというもの。この特典が発表されるや劇場窓口や配給元にも問い合わせが相次ぎ、3月12日に発売されると、3日間の売り上げが「トランスフォーマー　リベンジ」（興行収入23億円）の253％、「インディ・ジョーンズ　クリスタル・スカルの王国」（同57億円）の305％になった。発売から1カ月で、すでに前作「アイアンマン」の前売り券販売数を超え、ダウニー・Jr.主演で現在もヒット中の「シャーロック・ホームズ」の最終的な前売り券販売数の109％となっている。

こうしたことから、当初用意されていた2万個の特典も売り切れ目前。配給元のパラマウントは、「かなりの売れ行きを想定して準備はしていましたが、想像以上の売れ行き。マスコミ関係者や一般のファンの方から問い合わせが殺到し、急きょ増産を決定しました。映画の前売り特典でここまで反響が出ることは少なく、まさに異例な事態です」とうれしい悲鳴で、追加2万個の増産体勢を取り、ファンに広く行き渡るよう準備。「シャーロック・ホームズ」を抜いてダウニー・Jr.主演作の国内最高興収に期待を寄せている。