鬼才ティム・バートン監督のアート展。MOMAで11月より開催
2009年6月12日 12:00

[映画.com ニュース] これまでもユニークなビジュアルセンスで数々の映画を生み出してきた“奇才”、ティム・バートン監督の展覧会が、MOMA(ニューヨーク近代美術館)にて09年11月22日から10年4月26日まで開催されることになった。
MOMA公式サイトによれば、その展覧会は映画作家バートンの回顧展で、長編監督デビュー作「ピーウィーの大冒険」から、「ビートルジュース」「バットマン」「シザーハンズ」「エド・ウッド」「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」を経て、「スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師」へと至るバートン作品がすべて回顧上映されるほか、作品の絵画や絵コンテ、スケッチや模型などが700点展示される。また、ロジャー・コーマンの「アッシャー家の惨劇」(60)のリメイク、「オズの魔法使」TV版、恐竜が登場する「マーズ・アタック!」スピンオフ版、さらにはニコラス・ケイジが主演予定だった「スーパーマン・ライブズ(Superman Lives)」といった企画されただけで完成しなかった“幻のバートン作品”のスケッチや絵コンテの展示も期待される。さらに、バートン監督が影響を受けた「フランケンシュタイン」「カリガリ博士」「恐怖の振子」といったホラー作品の古典の上映もあり、バートン作品の創作の秘密がうかがえる内容になっている。
「自分にとっての日記みたいなもの」と同展を位置づけるバートンは、「誰だってお絵描きはするものさ。ただ、僕は先生に叱られても絵を描くことをやめなかっただけ。何を考えるにしても、しゃべるよりもお絵描きした方が楽なんだ。映画作りはある意味で自分をさらけ出すこと。自分の全アート作品を見せることは、さらに素っ裸になるようなものだ。今回の展覧会を素晴らしく光栄なことだと感じる半面、少しナーバスにもなってしまうね」とコメントを寄せている。
バートン監督の新作は、ルイス・キャロルの幻想文学が原作の「不思議の国のアリス」(2010年3月全米公開)や、ティムール・ベクマンベトフ監督(「ウォンテッド」)と共同プロデュースしたダークファンタジー・アニメーション「9」(09年9月9日全米公開)。
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