恐怖の振子

劇場公開日:

解説

エドガー・アラン・ポーの『穴と振子』『早すぎた埋葬』の2つをあわせて映画化した怪奇映画。リチャード・マシスンが脚本を担当。製作・監督に当たったのは「アッシャー家の惨劇」のロジャー・コーマン。撮影はフロイド・クロスビー。音楽をレス・バクスターが受けもっている。出演するのはヴィンセント・プライス、ジョン・カー、バーバラ・スチールなど。

1961年製作/アメリカ
原題:The Pit and the Pendulm
配給:松竹セレクト
劇場公開日:1961年12月12日

ストーリー

姉エリザベス(バーバラ・スチール)の死因を確かめるため、フランシス(ジョン・カー)は英国からスペインに渡り、荒海に突き出たメディナ家の陰鬱な館に着いた。姉の夫で当主のニコラス(ヴィンセント・プライス)は血の病で死んだとしか語らない。主治医レオンは、エリザベスの死はこの暗い建物のせいだといった。ニコラスはフランシスを地下室に案内した。そこは残虐で知られた先代の恐ろしい拷問室である。深夜、ハープシコードの音が鳴り出した。それを弾けるのはエリザベスのほかにない。音楽室に人影はなく、エリザベスの指環が落ちていた。「妻が出て来た!」と、ニコラスは気を失った。翌朝、再び怪奇なことが起こった。エリザベスの部屋を掃除していた女中が、死んだ奥様の声を聞いたというのだ。謎を解くため、フランシスは地下室の霊廟に安置された棺の蓋を開けた。そこに見たのは、エリザベスとは似ても似つかない女の遺体だった。その夜半、ニコラスはこの世の人とは思われぬエリザベスに拷問室に追いつめられた。レオンが現われた。かねてエリザベスと相愛の彼は、死んだものとして葬られた彼女を救いだし、地下室の片隅にかくまっていたのだ。彼女の亡霊でニコラスを発狂させ、その財産を横領する――それが2人の計画だった。だが、ニコラスは鉄棒でレオンを斃し、エリザベスを死の拷問箱に押し込んだ。そのうえ、フランシスを殺そうと図ったが、飛び込んできた執事と争って自滅した。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る