ニューラインがワーナーに続き、次世代DVDにブルーレイを選択
2008年1月11日 12:00
[映画.com ニュース] 先日、ワーナー・ブラザースが次世代DVDディスクのフォーマットを、ブルーレイに一本化すると発表したが、それに追従して、タイム・ワーナー・グループの映画スタジオであるニューライン・シネマも、ブルーレイに一本化すると発表。HD DVDによるソフトの供給を終了することになった。
ニューライン作品の有名なものとしては「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ、「セブン」「エルム街の悪夢」シリーズ、「オースティン・パワーズ」シリーズなどがあり、「ライラの冒険/黄金の羅針盤」(3月1日公開)も同社の作品。
これにより、HD DVDディスクの供給を行っているメジャースタジオはユニバーサルとパラマウントのみとなってしまったが、米経済紙フィナンシャル・タイムズはこのほど、「パラマウントもブルーレイへの転換を検討している」と報じた。
08年末までHD DVD陣営との契約があるパラマウントはこの記事を真っ向に否定したものの、米業界紙バラエティは、パラマウントとHD DVDとの契約に含まれていないスティーブン・スピルバーグ監督作品「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」の、年末にもリリースされる次世代DVDはブルーレイになるとの見方を示している。
今年は米パラマウントが「ゴッドファーザー」3部作や「フォレスト・ガンプ/一期一会」「タイタニック」、米ユニバーサルが「 E.T.」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ、「ジュラシック・パーク」シリーズをリリース予定。両社のカタログにはHD DVDで供給とあるが、業界紙は次世代DVDフォーマット戦争はブルーレイの圧勝と予測しており、ブルーレイでのリリースもあり得ると噂されている。