ヨーロッパ映画賞作品賞は、カンヌ映画祭パルムドール作「4ヶ月、3週と2日」
2007年12月6日 12:00
[映画.com ニュース] 近年映画賞としての価値を高めている第20回ヨーロッパ映画賞が、ベルリンにあるヨーロッパ映画アカデミーから先週末に発表された。
作品賞は、1987年のチャウシェスク大統領による独裁政権末期ルーマニアを舞台に、望まない妊娠をしたルームメイトの違法中絶手術を手助けする女子大生の緊迫した1日を描いた、今年のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作「4ヶ月、3週と2日」(ルーマニア/クリスティアン・ムンジウ監督)だった。
主演女優賞はアカデミー主演女優賞にも輝いた「クィーン」(英国/スティーブン・フリアーズ監督)のヘレン・ミレン。主演男優賞は今年の東京国際映画祭グランプリ作品「迷子の警察音楽隊」(イスラエル=フランス/エラン・コリリン監督)のサッソン・ガーベイ。
観客賞は「題名のない子守唄」(イタリア/ジュゼッペ・トルナトーレ監督)。脚本賞はドイツ系トルコ人映画作家ファティ・アキン監督の「エッジ・オブ・ヘブン」(ドイツ)。
昨年度作品賞は「善き人のためのソナタ」。過去に「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(デンマーク)、「アメリ」(フランス)、「トーク・トゥ・ハー」(スペイン)などが受賞しているヨーロッパ映画賞は、カンヌ、ベネチア、ベルリンといった世界の三大国際映画祭ほど有名ではないものの、その選ばれる作品の質の高さから、近年には世界の映画会社から大いに注目を浴びている映画賞だ。
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