おしどり夫婦J・コネリーとP・ベタニーが夫婦役で初共演!
2007年6月18日 12:00
[映画.com ニュース] ジェニファー・コネリー(「ブラッド・ダイヤモンド」)とポール・ベタニー(「ダ・ヴィンチ・コード」)は、01年の「ビューティフル・マインド」での共演を機に結婚した、世に知られたおしどり夫婦。その後もそれぞれにハリウッド大作への出演が相次いでいるが、このほどめでたく初めて夫婦役で共演することになった。
それは、サイコスリラー映画「ボーン(Born)」。2人が演じるのは英国の田舎町に住む夫婦で、夫のクレイ・アニメーションの映画作家が創り出したキャラクターが勝手に行動し出し、完璧だった夫婦生活が悪夢のように変わってしまうという物語だ。日本映画「仄暗い水の底から」のハリウッド・リメイク版「ダーク・ウォーター」で“水”に襲われたコネリーは、初のベタニーとの共演作では“粘土”に襲われる。「ビューティフル・マインド」でオスカー女優(助演女優賞)になった彼女だが、実は少女時代、イタリアンホラーの巨匠ダリオ・アルジェント監督の「フェノミナ」の可憐なヒロインで人気を博した過去を持つ。
スタッフにはホラー映画の達人が勢揃い。製作総指揮は人気ホラー作家クライブ・パーカー。プロデューサーは「ヘルボーイ」のトリオ、ギレルモ・デル・トロ、ローレンス・ゴードン、ロイド・レビン。劇中登場するクレイ・アニメを、「キラークラウン」「クリッター」「チーム・アメリカ/ワールド・ポリス」のキオド3兄弟が手掛けるのも話題になりそうだ。
監督はクレイ・アニメーション監督出身で、これが長編劇映画初メガホンとなるダニエル・シンプソン。彼自身が脚本も手掛けており、自らの体験を下敷きにしたドラマなのかもしれない。既に公開されている同映画オフィシャルサイトのポスタービジュアルからは幻想ホラーの雰囲気プンプンだ。8月に英国で撮影をスタート、08年全米公開をめざす。