仄暗い水の底から

劇場公開日:

解説

「リング」で大ブームを起こした原作者と監督のコンビが再びホラーに挑んだ話題作。主演の黒木瞳はホラー映画初挑戦。テーマが「母性」だけに、結末で感動を呼んでいる。
離婚によって新生活を始めることになった淑美と娘の郁子。だが、夫と親権争いに巻き込まれ、引っ越したマンションでは不可解な足音や水漏れに悩まされる。そして郁子が拾ってきた子供用のバッグから、未解決の幼女失踪事件の事実が浮かび上がる。

2002年製作/101分/日本
配給:東宝
劇場公開日:2002年1月19日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

フォトギャラリー

映画レビュー

5.0言外の「嫌さ」すら見せつける職人芸のカット構成

2024年6月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

原作はごくあっけない短編ですが、その映像化作品としては過不足を感じません。
原作者の「水嫌い」と「人間不信」が遺憾無く汲み取られています。
カメラワークがとにかく巧みで、言外の「嫌さ」にもピントが合っています。

要約するなら主題は「孤独」です。
いわゆるシングルマザーの生活が、最も「都合の悪い」仕方で侵されていきます。
「理解されなさ」と「理解できなさ」の板挟みに追い詰められます。

もちろん幽霊も出てくるのですが、
こともあろうに幽霊も不都合な成り行きを手助けします。
「こともあろうに」が全部起こる。立て続けに起こるので圧倒される。

「実社会的な不都合」が超自然的な恐怖を補強するのではなく、
むしろ超自然的な恐怖が「実社会的な不都合」の延長に位置付けられます。

終盤にかけてはB級っぽい演出が若干目につきますが、
それでも雰囲気の連続性は失われておらず、見事な統率です。

主要キャスト陣の名演と妥協の無いカット構成、
何度でも見返すことのできる珠玉の一作だと思います。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ビスコット

3.0母の愛

2024年6月14日
Androidアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
ゆかした

4.5日本ホラー映画史に残る力作

2024年4月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
ブロディー署長

2.0原作よりひどい

2024年4月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

原作はシンプルながらとても面白かったような気がする
あんま覚えてないが結末もこんなだったっけ?
母親がなぜか女の子に連れていかれるのが意味不明
てか、どう考えても貯水槽の中に遺体あるだろうと推測されるのになぜ調べないのか
そしてラスト、あんな廃墟の中をjkがはいっていくのも意味不明、そこにお母さんいたら普通発狂しますよ
細かいとこだと布団も綺麗だしそのあたりまで指摘するのはナンセンスとしても、なんだかひどい作りだと思った

コメントする (0件)
共感した! 1件)
まあ映画好

他のユーザーは「仄暗い水の底から」以外にこんな作品をCheck-inしています。