仄暗い水の底からのレビュー・感想・評価
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ラストに納得できない
Jホラーらしく、おどろおどろした不気味な雰囲気が終始まとわりつきます。
どんどん広がる天井の染みと水の滴り。時々監視カメラに映り込む少女の影。
ホラーとして十分怖いです。
ただラストがいただけない。
なぜ実の子どもではなく、死者の子どもに寄り添うのか謎すぎる。
母親なら、そこは死んでも我が子に寄り添おうよ!
例えそれが我が子を守ることに繋がるとしても、やはり実の子を前にして、別の子を抱きしめてはいけない。
ホラーとして十分面白かったけれど、ラストが腑に落ちない。
あと、昔の映画だから仕方ないんだろうけど、子供の下着が余りにも露わに映りすぎていて、ちょっと不快でした。
理不尽なバッドエンドで好みが分かれそう。
リングの監督なだけあって、前半の描き方は上手い。
あんなアパート絶対住みたくない、と思わせる陰湿な映像が素晴らしい。
ただし、最後の展開とバッドエンドについては個人的に好みではない。
エレベーターのシーンでは、ハリウッド映画だったら間違いなく殴り返す・格闘をして最後まで戦い諦めないだろう。そのような理不尽で一方的な結果を許すわけにはいかないと言わんばかりに。
それに対して、抗うのを止めて潔く諦める、自己犠牲を払うという展開がなんとも日本的で、ちょっと見ていてうんざりとまではいかないが気持ちよく飲み込めないものがあった。
無限離婚伝説
トッピングが無ければシンプルな良作ホラーなのに
2024年10月19日に観ました。
原作は鈴木光司。『リング』を初めて観た日の衝撃と恐怖は今でも忘れません(笑)
本作も恐怖表現に水を用いています。
幼い娘を連れたシングルマザーがようやく見つけた集合住宅。明らかに空気が澱んでいて薄気味悪い建物です。
建物のロビーのソファには犬を抱いたマダムの姿。管理人さんは絵に描いたようなおじいちゃんです。このマダム達は冒頭に登場するのみで、その後姿を現すことはありません。
転居した一室の天井のシミ。雨漏り。蛇口から噴出する濁った水。なにより突然オーバーラップする小さい女の子の映像。
シングルマザーは離婚調停中で、元夫と娘の親権を争っています。精神的に不安定で、引っ越してから度々起こる不吉な出来事も、本人の精神的な問題と解釈されて孤立無縁になります。
この場所で一体何があったのか。孤立したシングルマザーが活路を見出すことはできるのか!?といったお話です。
101分と言う妥当な尺ながら、中弛みを感じてしまう作品でした。フラッシュバックなどで同じシーンを繰り返されてしまうと、どうしてもしらけてしまいます。
音で怖がらせるのもどっちらけです😑
今回観ることが出来て良かったですが、もう観ることはなさそうです。
根本的な部分でイライラ
基本的に「こっち」の世界では私たちの方が「あっち」側の者(霊)より有利だし強いと思っている。給水タンクで溺死した女児の無念と我が子を守らんとする母親の思いが現世で対決した場合果たしてどちらが強いだろうか。何この女簡単に諦めてんの、愛する我が子と自分たちの明日を守るために死に物狂いで戦えよという胸糞悪い後味を残して終わった。
意外と微妙
言外の「嫌さ」すら見せつける職人芸のカット構成
原作はごくあっけない短編ですが、その映像化作品としては過不足を感じません。
原作者の「水嫌い」と「人間不信」が遺憾無く汲み取られています。
カメラワークがとにかく巧みで、言外の「嫌さ」にもピントが合っています。
要約するなら主題は「孤独」です。
いわゆるシングルマザーの生活が、最も「都合の悪い」仕方で侵されていきます。
「理解されなさ」と「理解できなさ」の板挟みに追い詰められます。
もちろん幽霊も出てくるのですが、
こともあろうに幽霊も不都合な成り行きを手助けします。
「こともあろうに」が全部起こる。立て続けに起こるので圧倒される。
「実社会的な不都合」が超自然的な恐怖を補強するのではなく、
むしろ超自然的な恐怖が「実社会的な不都合」の延長に位置付けられます。
終盤にかけてはB級っぽい演出が若干目につきますが、
それでも雰囲気の連続性は失われておらず、見事な統率です。
主要キャスト陣の名演と妥協の無いカット構成、
何度でも見返すことのできる珠玉の一作だと思います。
母の愛
離婚調停中の母子が引っ越したマンションで失踪した女の子にちょっかいかけられる話
母親の精神異常による幻覚か本当に怪異による現象なのかどっちになるのかを期待しながら観てたが普通に素直な作品だった
最後に娘を守るため失踪した女の子に寄り添うが自分の娘を放っておくことが母の愛なのか疑問である
日本ホラー映画史に残る力作
天井のシミ、赤いカバン、行方不明者の貼紙、エレベーターの監視カメラ、よく見かける少女の姿、蛇口から出る髪の毛、部屋の水びだし…映像のルックが素晴らしい。そして、それらの恐怖体験は離婚を原因とする将来不安や、調停により娘が取られてしまうかもしれないという母親の心理的不安から来た錯乱であったと観客を誘導しておいて…のラスト、それらの現象は物理的に説明され過不足なく回収される。
過去にマンションの屋上の給水タンクに落ちて亡くなった女の子が母親を探しているという悲しい霊だった。
海外でリメイクが作られるのも納得の出来ばえ。
リング、らせんのブームの中で、さらにその先に行こうとした意欲作で、不安、悲しみ、苦しみ、恨みなどを通して人間を描こうとした製作陣全体の意気込みに感動すら覚えた。
ホラー映画を怖かったかどうかだけで判断する人や、映画視聴経験の少ない人には評価が低く星は少ない傾向にあるようだが、日本ホラー映画史に残る作品であることは間違いない。
原作よりひどい
この監督はホラーに向いているだろうか?
約20年ぶりに視聴しました。 改めて観ると『あなたの知らない世界(...
母の選択
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