劇団ひとりの小説「陰日向に咲く」を岡田准一主演で映画化
2007年5月1日 12:00

最近は「嫌われ松子の一生」「どろろ」などで俳優としての活動も目立つ人気お笑い芸人、劇団ひとりの処女小説で、65万部のベストセラーとなった「陰日向(かげひなた)に咲く」が、V6の岡田准一主演で映画化されることが、5月1日、配給の東宝から発表された。映像化に当たっては、出版した幻冬舎に7社からの申し入れがあったそうだが、東宝と日本テレビが中心となる製作陣が映画化権を獲得。平川雄一朗(「そのときは彼によろしく」)がメガホンを取る。
「陰日向に咲く」は、ホームレスになったサラリーマンやブレイクしないアイドルを応援し続けるオタク青年、浅草のストリップ劇場のしがない芸人などが主人公となった5つの短編からなる連作小説。06年1月末に1万5000部で発売されたが、全国の書店員が選出する本屋大賞にノミネートされただけでなく、文壇からも「ビギナーズラックにしてはうますぎる」(恩田陸:「夜のピクニック」)、「こんなに笑えて胸が熱くなって、人間が恋しくなる小説に出会ったのは何年ぶりか」(山田宗樹:「嫌われ松子の一生」)といった絶賛の声が上がり、映像化を巡って争奪戦が繰り広げられていた。
なお、映画は小説同様に群像劇になるが、昨年、「木更津キャッツアイ/ワールドシリーズ」「花よりもなほ」の2本の映画に主演した岡田は今回の主演決定に、「原作のイメージを大切に演じていきたいです」と抱負を寄せた。一方、原作者の劇団ひとりは「楽しみです。原作より面白いと言われない程度に頑張ってください」と、芸人らしいコメントを発表した。なお、映画では小説にはなかったオリジナルの仕掛けとオチが用意されるそうだ。08年新春公開予定。
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